1月30日土曜日、4月に深川小学校に入学する子どもたちが、保護者の方と来校しました。入学式まであと2ヶ月。新1年生の親御さんたちの今の気持ちは、期待と不安の両方さまざま。
4月の入学式を安心して迎えていただくためと、就学前の生活から小学校生活にスムーズに接続していくために、本校では、昨年度から、入学前に親子それぞれコミュニケーションを図る場を設けています。これが、「親と子の入学サポートプログラム」です。簡単に言えば、小学校入学に向けてのソフトランディングです。江東区の小学校では、現在深川小だけが行っている取組です。
プログラムは、親向けと子ども向けに分かれ、それぞれ専門の講師により展開されています。 親向けプログラムの講師は、NPOハートフルコミュニケーションのハートフルコーチの平松容見子先生。入学前に親として心構えておきたいこと、特に子どもに教えたい3つの価値観「愛すること」「責任」「人の役に立つ喜び」について話していただきました。体験型ワークショップを取り入れた子育てコーチングプログラムです。
自己紹介タイム。自由に移動し、3分間で5人に自己紹介(左の写真)。少しずつ緊張がほぐれ、参加された保護者の方々からも、笑顔がたくさん。その後、平松先生のお話を聞きながら、子どもへのサポートについてグループで意見交換(右の写真)。はじめて出会った親御さん同士も多かったのですが、自分の家のことや子どものことなど、楽しくおしゃべりをしながら、「知り合い」を作っていきました。 「いつもお子さんに言っている言葉はどんな言葉か?」など、お互い考えさせられてしまう場面も。
ハートフルコーチ平松先生によるコミュニケーション作りやコーチング育成の手法はさすがにプロ。学校でも保護者会など取り入れていきたいものです。親御さんたちの安心感が、子どもたちに与える影響は、とても大きいからです。 平松先生曰く「参加されたみなさん、ノリがよかったので、次回も楽しみです。」
子ども向けプログラムの講師は、東京のびのび教室代表の小林龍央(りゅうお)先生。昨年も本プログラムでお世話になった他、今年度3年生と5年生のグループワークコミュニケーションでもお世話になりました。
こちらも自己紹介ゲーム。じゃんけんして勝ったら、相手からおはじきをもらえます。そして、手作りの名刺交換。初めてのお友だちとも、お話しできました。
まだ、知らない子に声をかけられず、スタッフの大人たちに声をかける子もいましたが、大丈夫。サポートプログラムは全部で3回。徐々に慣れていけばいいのです。入学期に、少しでも不安がとれていればいいなと思います。
はじめは中へ入れなかった子も、気がついたら一番前にすわって、りゅうお先生の話を聞いていました。
りゅうお先生が大事にしていること。ただ遊んで楽しかったで終わらせず、振り返りをすること。 今日、どうだったか、自分で自分の気持ちにたずねさせていました。結果よりそこに至るまでのプロセス(過程)、友だちとのかかわりを大事にしてします。
また、あいさつやきちんと人の話を聞くことも、教えられていました。これらのことは、学校に入っても 大事なことです。次回は、2月12日(金) 15時から 入学説明会と並行して、サポートプログラム(子ども向け2回目)があります。りゅうお先生によると、今度は学校の中をたんけんする予定です。お楽しみに!親子そろってのプログラムの次回は、3月 6日(土)14時から16時までです。
またお会いできるのを心待ちしております。(2回目からの参加でもご心配ありません。)
(author: 学校担当者)