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ガストの赤痢菌感染、原因究明は難航…ファミレス独特の業態が背景

2011-09-07 23:12:42 | 日本ニュース

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ガストの赤痢菌感染、原因究明は難航…ファミレス独特の業態が背景
産経新聞 9月7日(水)14時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110907-00000561-san-soci


 ファミリーレストラン「ガスト」の東北4県の店舗で食事をした客が細菌性赤痢を発症した問題で、福島県は5日、新たに10~60代の男性5人、女性2人の菌感染を確認したと発表した。いずれも症状がないか軽症。感染者は4県で計21人となった。宮城県などは漬け物が原因との疑いを強めているが、原因物質とは断定できていない。被害が拡大した背景と調査の難航はファミリーレストラン独特の業態があるとみられる。(本間篤)

 これまでの宮城県などの調べで、これらガストの店舗に食材を提供した同県大衡村の「すかいらーくマーチャンダイジングセンター」が原因施設だと断定されている。ここで集中調理されたものが各店舗で提供されていた。

 赤痢菌はなぜ発生したのか。通常の加熱で死滅するとされる。今回、ガストでの食中毒は加熱されていない漬け物が原因との見方が強まっている。だが断定はされていない。なぜか。

 学校給食の調理施設、弁当製造、大型ホテルや旅館などは、食中毒などを想定し、食材を2週間保存することが厚生労働省の通知で義務づけられている。だがすかいらーくマーチャンダイジングセンターなどの調理施設は対象外。宮城県などの立ち入り調査時には食材がすでに廃棄された後だった。

 保存されていれば原因の特定は容易だったはず。通知の不備が調査の遅れの原因となっている。

 しかもセンターから北海道、東北と栃木県という広い範囲の系列店舗120店舗に食品を提供している。「セントラルキッチン」といわれるファミリーレストラン独自のこうしたシステムが、リスクを拡散した面は否定できない。

 宮城県も「セントラルキッチンという業態が盲点になった面があるかもしれない」(食と暮らしの安全課)と通知の不備を認める。

 宮城県で赤痢菌による食中毒は初めて。赤痢といえば隔離病棟で外部との接触が断たれる伝染病というイメージがあるが、今回の赤痢菌は毒性が弱く感染力も弱い。

 赤痢菌にはA、B、C、D群の4種あり、今回の原因菌はD群(ソンネ赤痢菌)。日本の赤痢の7~8割を占めるが、隔離されるようなことは通常はないという。ただ今回の患者21人のうち2歳男児を含む8人が入院しており、乳幼児やお年寄りなど抵抗力の弱い人にとっては危険だ。ちなみにA群は毒性が最も強いが、発生はまれだという。

 「食材は加熱し、手洗い励行のほか、調理者が体調不良の時は食品を扱わないというのが効果的な予防法だ」と宮城県は呼びかけている。

 

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