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集団性的暴行で死亡のインド女性、結婚目前に悲劇
AFP=時事 12月30日(日)19時7分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121230-00000020-jij_afp-int
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インドの首都ニューデリーで今月16日に起きた集団暴行事件と被害者の死を受けたデモで、横たわって道路を封鎖し抗議する人たち(2012年12月29日撮影)。
【AFP=時事】今月16日にインドの首都ニューデリー(New Delhi)で発生した集団性的暴行・殺人事件の被害者の女性(23)の葬儀が30日、親族だけで行われた。
【写真6枚】キャンドルを手に女性の死を悼む人々
女性は29日未明、インドから搬送されて治療を受けていたシンガポールの病院で亡くなった。遺体は30日早朝、インドに帰国し、世間の注目を避けるかのように数時間のうちに火葬された。
女性の身元は公表されていないが、今回の事件でやはり暴行を受け、負傷した婚約者の男性と来年2月に結婚する予定だったという。
女性は繰り返し強姦された上に、鉄の棒で性的暴行を受け、腸管を損傷していた。警察によると、逮捕された6人の男たちには死刑判決が下る可能性がある。
女性の死を受けてインド政府は、集団強姦事件が日常的に横行し、性的嫌がらせが見過ごされる国内の状況を厳しく見直し、女性の安全確保に尽力すると約束した。
極めて凄惨な事件をきっかけに、インド国内では各地で女性の安全確保と性犯罪の厳罰化を訴えるデモが連日続いている。デモは警察と衝突するなど一部で激しさを増しており、マンモハン・シン(Manmohan Singh)首相は国民に対し、冷静を呼び掛けている。
一方、今回の殺人事件が、女性への暴力に対するインド社会の態度を変える転機になるとの見方が広がっている。29日夜に行われた追悼集会には、数千人が参加。ニューデリー中心部で開かれた集会に参加した弁護士の女性は、「インドでの集団強姦事件はこれが初めてではないし、これが最後ともならないだろうとみんなが思っている。だが、性犯罪をこれ以上、許容するわけにはいかないということは明らかだ」と話した。
ニューデリーは「レイプの都」などと呼ばれることもあり、30日付のインド紙ヒンドゥスタン・タイムズ(Hindustan Times)によると今回の事件があった16日以降も、20人以上の女性が市内でレイプ被害に遭ったという。集団強姦はあまりに頻発していることから、新聞で報じられることはほとんどない。また、家族に恥をかかせることを恐れたり、警察が取り合ってくれないと考える被害者が、警察に届け出ないことも多い。【翻訳編集】 AFPBB News
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容疑者死刑も被害の女子学生死亡でデモ拡大 印レイプ
産経新聞 12月30日(日)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121230-00000065-san-asia
【ニューデリー=岩田智雄】インドの首都ニューデリーで女子学生(23)が男6人にレイプされた事件で、男らに鉄パイプで暴行され重体になっていた女子学生が29日未明、治療を受けていたシンガポールの病院で死亡した。インドでは、性犯罪の厳罰化や対策強化を求める市民が連日、政府への抗議デモを行っており、この日もニューデリーやムンバイなど各地で多数の市民がデモに参加。頻発するレイプ事件への怒りがいっそう拡大している。
女子学生は今月16日夜、無認可のバスに乗り、被害に遭った。市内の病院で腸の摘出手術などを受け、シンガポールの病院に移送されたが、助からなかった。警察は逮捕した6人を殺人容疑でも捜査すると明らかにし、容疑者に死刑が宣告される可能性も出てきた。
ニューデリーではこれまで、デモ隊と警官隊の衝突で180人以上が負傷している。このため、シン首相は29日、性犯罪への対策強化を検討していることを強調する一方、国民に冷静な行動を呼びかけた。デモの過激化を警戒する当局は、首都の政府庁舎付近の道路をほぼ通行止めにし、周辺の地下鉄10駅を閉鎖するなど厳戒態勢を敷いた。
こうした中、学生ら約500人が市内の大学から、女子学生がバスに乗ったバス停まで、静かな「沈黙の行進」をした。学生たちはレイプ犯への罰則強化や警察トップの更迭を訴えた。各地での抗議集会では、市民がろうそくに火をともし女子学生の冥福を祈った。
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<スマトラゾウ>受難…ヤシ畑荒らす「害獣」毒殺増加
毎日新聞 12月30日(日)19時34分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121230-00000017-mai-int
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今年11月10日、インドネシア・スマトラ島リアウ州のアブラヤシ畑近くで発見された、毒殺されたメスのスマトラゾウ=WWFリアウ事務所提供
【ジャカルタ佐藤賢二郎】インドネシア・スマトラ島で絶滅危惧種のスマトラゾウが毒殺される事件が増加している。象牙目当てに加え、パーム油の原料であるアブラヤシ畑を荒らす「害獣」として駆除対象になっているとみられ、自然保護団体はインドネシア政府に対策強化を求めている。
世界自然保護基金(WWF)リアウ事務所によると、スマトラ島中部のリアウ州で今年11月、メスのスマトラゾウ3頭の死骸が発見された。同州では今年、他に12頭が殺害されており、昨年の計5頭から3倍に増加。同島北部アチェ州でも今月、1頭が白骨化した状態で見つかったほか、3月から6月にかけて、少なくとも計7頭が殺害された。方法はいずれも毒物を混ぜた果物を使用した毒殺とみられる。死骸の多くはアブラヤシ畑の近くで発見された。
スマトラ島では1980年代から製紙・パルプ用の植林やアブラヤシ農園の開発が本格化し、スマトラゾウの本来の生息地である低地林の3分の2が失われた。現在の生息数は2600頭前後とみられ、85年の推定数からほぼ半減している。
WWFリアウ事務所広報担当のシャムシダルさんは、「ゾウ殺しは毎月のように起きているが、容疑者は一人も検挙されず、地元では『普通の出来事』。当局は厳正に対処すべきだ」と訴える。WWFは、有効な対策がとられなければスマトラゾウは30年以内に絶滅すると予測している。
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