伊豆高原の大室山は富士山を小さくしたような形をした標高580mの噴火山で、草に覆われた黄緑色の美しい姿が印象的です。
毎年2月に山焼きの行事が行われ、常若の姿を保っています。
伊豆シャボテン公園付近から観光リフトに乗れば、山頂に気軽に登る事ができ、噴火口の稜線に沿ってお鉢巡りができます。
周囲に高い山が少ないこと、海に近いこと、木々の生えない火山であることなどの条件が重なり、山頂からの眺望は素晴らしい。
緑に覆われた伊豆高原の大地と、晴れれば遠く富士山・伊豆大島を望むこともできるとか。
山頂から山麓まで草原のような大室山は海と空と相まって鮮やかな景色が楽しめます。
天候不順時にはにわかに雲に包まれて雲中散歩。
起伏はありますがお鉢巡りは一周20分程度です。
噴火口中腹には朱に塗られたお堂があり、浅間神社があり、祭神は磐長姫命。
富士浅間信仰において祭神は木花咲耶姫命であることが主流ですから磐長姫が祀られていることは珍しい例です。
この場所にはふたつの山を姉妹に見立てた「2人妻伝説」が残っています。
このために大室山から木花咲耶姫を祀る富士山を望んでその姿を愛でると大室山の磐長姫が嫉妬するといわれています。
急に天候が変わったらそのせいかもしれません。
リフトから見えるのは伊豆高原と伊東の海
山の斜面の先にはシャボテン公園
噴火口はアーチェリー場
五智如来が見守るお鉢巡り
遠方には富士山を望む
伊豆半島の山々、天城と言えば伊豆の踊子を彷彿とさせる
雲の通り道
山頂付近は雲の中
雲の隙間から田園風景
山頂付近よりリフト乗り場方面を望む
鷹羽狩行句碑とやら