まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

新型コロナ明けライブと広島椿

2022-03-18 17:20:53 | 日常

令和4年3月17日
今月6日、広島県もまん延防止期間が解除され、飲食店も店を開け、町も次第に活況を呈してきました。音楽関係でも演奏会が開催される機会が増え、NHK広島放送局の公開収録番組が南区の宇品海岸の「ブルーライブ広島」で開催されるため放送資材を運びました。この番組は中国地方ゆかりの若手アーティストにスポットを当てた「コネクトミュージック2022」という番組です。会場のライブハウスは広さ250㎡、300名あまりの小さなスタジオですが食事をしながら質の良い音楽を楽しむというのがコンセプトで結婚式の会場にも使われているようです。広島湾沿岸部の倉庫街を再開発し、明るい広島湾の風景を目の前にしたおしゃれな街でインテリア、サイクリング、カフェ等が居並ぶ若者好みの「宇品デポトピア」として売り出し中の街ですがこのようなライブハウスがあるとは知りませんでした。自宅に閉じこもらないで出かけなければなりませんね良い刺激になりました。この番組は3月26日、NHK総合にて午後10時40分から放送されるようです。

早く到着したのでその間を利用して近くにある元宇品町の観音寺に行くました。このお寺は広島椿という有名な椿が咲くお寺です。
広島湾を望む宇品島の小高い丘の上にあり風光明媚なところに位置します。樹齢400年、ピンク色や赤色の華麗な花弁がいっぱい咲いています.1本の木から咲いているとのことですから驚きです。
この椿は400年前、浅野長晟公が紀州から移ってきたとき妻の振姫(徳川家康の三女)が丹精込めて育ててきた椿を植えたものです。お姫様のように淡いピンク色で上品でかわいらしいお花です。椿は挿し木、接ぎ木,交配により多くの種類の花が作られ興味は尽きなあいようです。広島を代表する品種です各所に植えて多くの市民にも鑑賞してほしいものです。許可が得られれば挿し木して増やし各所に植えたい心境です。
驚いたことにこのお寺は禅宗の臨済宗妙心寺派に属するお寺ですがなんと御本尊は十一面観音菩薩とのこと。私が信奉する観音様とはご縁があるのですね。「会いに来なさい」と呼んでいただいたのでしょう。
この観音様には長い歴史がありました。大同年間【806年から810年)常勝将軍と呼ばれた坂上田村麻呂公の守り本尊でした。身の丈は僅か一寸八分(5,4㎝)の小さな秘仏です。その後、源範頼が奉持していたが平家追討で西下りの折、宇品島近くで失いました。その後、漁師の網にかかり、曳き揚げられ小栗観音と呼ばれていたがこのお寺に奉納されました。疫病、水難、難産に霊験著しいとして庶民にも崇拝されました。また毛利、小早川、福島、浅野と時々の各豪族・藩主の信仰も集め栄えたとのことです。
毎年3月中旬には椿祭りが開催されているとのことですが新型コロナの影響か今年は開催されないようです。いつの日かご開帳の機会があれば是非ともご拝謁したいものです。
観音寺の住所は広島市南区元宇品町15番1号。元宇品小学校の南隣です。
コメント
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