まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

自裁死  怪奇な最後

2018-04-07 21:35:59 | 日常

平成30年4月7日

数週間前、新聞の墓碑銘のような記事がありその中に「保守の論客」として知られる西部邁氏(享年78歳)が今年1月22日、多摩川に入水し「自裁死」をされたとの記事があった。最近は自殺と言わず自死と表現されているが「自裁死」初めて聞く言葉だったので西部邁氏の名前に記憶がありました。どう違うかを調べると自殺は精神的にも追い詰められてからの死亡であり、自裁死は自らのはっきりとした意思表示により死を決断した場合というようなことだそうだ。自殺・自死は仕事や悩み事により追い詰められた死で何か蔑視されているようで性格の弱い人間であり、自裁死は自らの意思で死を選んだのだから高潔であり、美談とするような雰囲気が醸し出されている。私は彼がどのような人間か全く知りませんが東大卒業で頭脳明晰、全学連の中央委員を務め、安保闘争にも参加した活動家の人物であったが、東大の教授になり、後に思想転向して保守になった経歴があります。左翼の内情に通じていて将来を見て反対陣営ににつかれたのでしょう。多くの著書も出版、テレビにも出演された著名人でした。人生の終焉は如何にすべきかは誰しも考えるところです。日頃より独特の死生観を持っておられたようで「病院では死にたくない」といっていたと報道されています。このような自裁死を美化することはできません。自分の自殺を公言していたので宣伝したかったのでしょうか。真実はわかりませんが報道では死亡した時、腰に安全ベルトを着用、岸辺の樹木にロープで縛り付けて流されないようにしていた。顔にはネットをかぶり魚や鳥に傷つけられないようにしていた。警察宛にワープロで「自分の意思で死ぬ」との遺書らしきものが置かれていたとのこと。本人の健康状態からこのような行動がとれるはずがないとして手助けした人間がいたに違いないと警察が捜査して協力者2名が自殺ほう助の疑いで逮捕されました。本人はワープロも使わないので代筆は明らか、手が不自由なのでロープは結べない。調べればすぐに判明することばかりです。直ぐに発見されるように死なれたのです。自分の力だけで人に迷惑かけないつもりで死ぬのなら「服毒とか、飛び降り自殺とか、川に身投げすれば確実に死ねたのに、なぜこのような奇怪な死に方を選ばれたのか頭の良い方のすることは予測不可能です。三島由紀夫の割腹自殺の方が単純明快でわかりやすい。どこまで真実なのか知りたい気持ちはありますが宣伝に協力するのはやめましょう。私は最後の日まで健康に気を付け、ボケないように体を鍛え、皆様のお役に立てるようまじめに、正直に、自分らしく、一生懸命に生きたいものです。

 

 

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