PM2.5

2014年02月27日 16時33分31秒 | Weblog
 

      PM2.5

蔵王の樹氷、酸性度10倍に 中国から日本到達、衛星画像でもクッキリ

 
人工衛星MODISが25日に撮影した画像。大気汚染物質の分布が黄色で示され、中国大陸から日本に達している様子がうかがえる (東北大の工藤純一教授提供)

人工衛星MODISが25日に撮影した画像。大気汚染物質の分布が黄色で示され、中国大陸から日本に達している様子がうかがえる (東北大の工藤純一教授提供)

 山形大と東北大の研究チームがNASA(米航空宇宙局)の人工衛星MODISが撮影した画像を解析したところ、中国大陸からPM2・5を含む大気汚染物質が風に運ばれて日本に到達している様子を確認した。

 衛星画像では、北京上空に集まっていた大気汚染物質が日本海を越え、24日に九州、25日には東北に達したとみられる。

 分析したのは山形大理学部の柳沢文孝、東北大東北アジア研究センターの工藤純一の両教授チーム。柳沢教授は「別の画像で黄砂も確認されており、PM2・5が付着した“黒い黄砂”が日本に飛来したり、雨になると、PM2・5などの汚染物質を含んだ酸性雨となって降る可能性がある」と指摘する。

 柳沢教授によると、高気圧と低気圧が交互に日本を通過する春の気圧配置になっており、日本の上空にある高気圧が通過すると、PM2・5の数値は下がる見通し。ただ再び高気圧が移動してくると、大陸からPM2・5が運ばれて数値が上昇する可能性が高く、注意する必要があるという。

 柳沢教授らは、平成3年から山形の蔵王山頂で樹木が氷と雪に覆われる樹氷を採取して汚染状況を調べているが、今月16日から17日にかけて樹氷の酸性度が平均値の10倍に上がったことを観測。PM2・5はすでに樹氷に到達したとみている。

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