JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

富岡製糸場

2024年08月21日 | 国内旅

群馬県富岡市 ・・・
今回の 群馬の旅 の途中、
世界遺産を訪ねました。



富岡製糸場(公式ウェブサイト)



この建物は
旧韮塚製糸場
(きゅうにらつかせいしじょう)
世界遺産への
入場券販売所を兼ねています。



さて、
日本で18番目の世界遺産 ・・・



この建物は
東置繭所 (ひがしおきまゆじょ)
長さ104mある繭の貯蔵棟。



シンボリックな
『木骨煉瓦造り』が特徴です。
(もっこつれんがづくり)

注:木の骨組みの間に
 煉瓦を積み上げて壁をつくる。
 ヨーロッパの 木組み工法 と類似。



次に『繰糸所(そうしじょう)』



繭から糸を取る作業棟で、



長さが140mあります。



木の組み方で強度を確保する
『トラス構造』が見られます。



こちらは『首長館』 ・・・
実は、器械製糸の技術は
フランスからもたらされました。



この建物には、
フランスから派遣された
工場長家族が暮らしました。



『女工館』 ・・・



日本人女性従業員を教育した
フランス人女性指導者たちが
暮らした建物です。



『検査人館』は、フランス人
男性技術者たちの居住場所です。



ここは、主に女性従業員の
健康を守るための『診療所』 ・・・
入院設備も整っていました。
彼女たちは稼ぎ頭 ・・・
金の卵でした。



そして、彼女たちの寄宿舎 ・・・
12人部屋が32ありました。


(ウィキペディアより写真借用)
明治時代、器械製糸は女性の仕事。
高い生産性を実現した
日本の基幹産業のひとつ ・・・
労働環境は過酷で、
後年、女工哀史なる言葉も
生まれました。



ところで、以前 世界遺産の格差
について書きましたが、



「富岡製糸場」は
外から見学する建物がほとんどで、
ちょっと物足りない気がしました。



外観からは、
往時の人の様子が伝わってきません。
たとえば、女性従業員の暮らしぶり
などが知りたいものです。
見せ方にもう少し工夫があれば、
と思いました。



これは、
正門前のメインストリート ・・・
世界遺産の町にしては
ちょっと寂しいかな。



ともあれ、富岡製糸場は、
今年世界遺産登録10周年 ・・・



記念の団扇がかわいいです。


高石ともや
ザ ナターシャー セブン
♪想い出の赤いヤッケ♪
高石ともやさんが亡くなりました。
82歳 ・・・
彼は、日本のフォークソングの始祖。
人柄が素晴らしかった。
合掌

JFK-World
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