メレノ丘陵
ブッダの 「寝姿山」 とも呼ばれています。
稜線が、仰向けになったブッダの姿に似ていることから、
その姿を臨むこの地が
ボロブドゥール寺院の建造場所に選ばれたのだといわれています。
ボロブドゥール寺院を縦に貫くように、
一直線に階段が最上段へ向かっています。
横には、寺院を囲むように回廊が巡っています。
ジャワ島中部のケドゥ盆地 ・・
ボロブドゥール寺院は、
巨大なムラピ火山などの山々に囲まれた
平原の中央に立地します。
回廊から見渡す風景は雄大です。
回廊は 4層構造になっていて、
その延長は 5キロメートルにも及びます。
回廊の壁面には 「普賢菩薩」 などのレリーフが施されています。
レリーフは、そのほとんどが仏教の教えを説くものであり、
その場面は 1500を超え、登場人物は 1万人を優に超えます。
かつて参詣者は、盆地を渡る心地よい風を受けながら、
ゆっくり回廊を巡りながら最上段へと向かう ・・
その間に様々な仏教の教えを学んだのでしょう。
回廊のレリーフは見事な芸術です。
神々しく、見ているだけで崇高な気分になります。
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