富山でも桜の便りが聞かれるなか、恵仁会において入社式が行われました。
風は冷たいですが、陽光もまぶしく新しい生活のスタートにふさわしい日となりました。
今日、恵仁会は新卒2名、既卒10名を恵仁会に迎えました。
特に新卒の二名は大変貴重な最後の学生生活のほとんどをコロナ禍で奪われた世代です。
わたくしたちが想像もできないような孤独、絶望感を味わってきたに違いありません。
しかしそれにもめげずに医療福祉介護を通じて社会貢献を果たすため、恵仁会の扉をたたいてくれました。
この3年間でデジタル化も一気に進み、わたくしたちも、昨日まで当たり前だったことが違う価値観になってしまうことを経験しました。
グローバル時代だからこそ世界のどこかの事件があっという間にわたくしたちの生活にも影響が出る世の中になっています。
科学もかつてない速さで進歩し、油断しているといつのまにかついていけない状態になりそうな気配です。
医療の世界もこのコロナ禍で大変革が行われようとしています。常に知識をアップデートしていってほしいと思います。
また今日入職された中には「多様性を認め合う」社会にふさわしい仲間も数名います。
医療から遠ざかっていた人、新しい世界にチャレンジしてきた人、新しい資格をとってステップアップしてきた人・・。
その中には当会では3人目となる介護福祉士を目指すモンゴル人の留学生もいます。
最初は戸惑いも少なくないと思いますが、違う世界を体験しているからこその経験が活かされる場面も出てくるに違いありません。
人生100年時代の医療介護福祉は、他者の人生に寄り添わなくてはならないケースが多々あります。
豊富な人生経験をぜひ活かしてほしいと思います。
新たな若い力、フレッシュな感性を取り入れてより良い恵仁会にならんことを願ってやみません。