採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ジューシー金柑

2018-12-04 | +フルーツ

近所の産直で、おしり側がくぼんだ珍しい金柑を見かけました。
かなりの大玉と、普通サイズの金柑くらいの小玉、両方ありましたが、迷った末、普通サイズくらいのを買ってきました。 

大実きんかん福寿

こちらがその金柑。
おしり側がくぼんでいますよね。
金柑は、真ん丸や長丸型などがありますが、どれもぱんぱんにまるくふくらんで、くぼみがあるようなものは初めて見ました。

 

大実きんかん福寿

皮はつやつや。

今回選ばなかった方の大玉は、生のプルーンくらいありそうな大きさでした。
こんな金柑あるのね~。

まずは一個、口に放り込んでみます。

皮が薄い!簡単に噛み砕けます。
そしてなんか、普通よりとってもジューシー!
(でも酸っぱい!!!)
金柑によくある、柑橘の苦みというか渋みみたいなものは弱い気がします。

とりあえず、甘みを足して使う方がいいかも。
ということで、スライスしてフルーツポンチを仕込みます。(金柑、はちみつ、柿、パッションフルーツ)
 

大実きんかん福寿

切ってみると、驚きの断面。
ミニチュアのオレンジみたい!(金柑ぽくない!)
半分に切って果汁を絞ることもできそうなジューシーさ。
(金柑とは別物じゃないかしらん?シークワーサーの血が混じってるとかさ。)

普通の金柑は、表皮とその下の白いところと、房の皮と、タネがほとんどで、果肉(つぶつぶのところ)は目立たない気がします。
こんなに果肉たっぷりでジューシーな金柑があるとはびっくり。
タネも少なくて、1個につき、タネは2,3個。
生食するにはかなり酸味が強いけれど、もう少し待てば酸味がおちつくかもしれません。


実と皮が比較的しっかりくっついている風なので、輪切りコンフィや、輪切りママレードを作ることも出来そうです。
輪切りコンフィにして、チョコ掛けしたら、小さくてかわいいかも。
(逆に、普通の金柑を巾着切りにして作る丸ごと甘露煮のようなものは、果皮が薄く果肉が多すぎて向かないかもしれません)


加工もしてみたいので、また買いに行ってみようと思っているところ。

 


調べてみると、大実金柑(福寿)、という品種だそうです。
参考サイト
ほどほどの大きさの木に、すずなりに実るようです。
豊かな感じで、植えていて楽しい木かもしれません。



■参考情報
食用金柑の主な種類(Wikipediaより)
 マルミキンカン 丸実
 ナガミキンカン 長実
 フクシュウキンカン 福州(この大実金柑のこと)
 ネイハ(ニンポウ)キンカン 寧波  「たまたま」などのブランド金柑はこの種類

交雑種
 ライムクアット マルミキンカンとメキシカンライム
 サンクアット マイヤーレモンとキンカン   (参考ブログ)
 オレンジクアット 温州ミカンと寧波キンカン
 シトレンジクアット ナガミキンカンとシトレンジ(オレンジ×カラタチ)

交雑種がすごく面白そう!
サンクアットは、黄色っぽい金柑みたい。黄色の柑橘Loveの私としてはこれが特に食べてみたいな~。

スペインの砂糖菓子屋さん(de Turrones Galiana)では、ライムクアットの砂糖漬けを作っています。
ほかにもキュウリや玉ねぎの砂糖漬もあってびっくり。玉ねぎのは、つやつやとシルクのように輝いてとっても綺麗!

柑橘のデータベース(カリフォルニア大学)

コメント (6)
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白黒反転おはぎ

2018-12-03 | +お菓子(各国)

もち米の黒米で、久々にお菓子を作ってみました。 

白黒反転おはぎ

黒米「朝紫」(普通の玄米が少し交じってる)

新潟の佐藤農場さんのお米。
トマトフェスタで知り合った、マルシェ出店仲間の方です。
こちらのコシヒカリは、スッキリした味でとっても美味しいので、ときどき取り寄せているのですが(ショップはこちら)、先日、おまけでこの黒米をつけて下さいました。
(お米は、さっぱり系のゆめぴりか、つや姫が好みで、コシヒカリは甘すぎる感じで普段はあまり選ばないのですが、この佐藤農場さんのと、矢田農園さんのコシヒカリは特別に美味でした!おすすめです)

これはもち米の玄米で、ふつうのお米に少し混ぜて炊くと、紫色の、つやつやもっちりしたごはんになります。

この黒さを生かして、黒いおはぎが作れないかしら。
あんを白あんにすれば、白黒反転おはぎ
面白そうじゃない?

白あんはどうしようかな?と思っていた折、ペルシャ料理レストランの売店コーナーで、白ライマビーンを発見。
これで作ってみることにします。(パッケージに白あんレシピもあったし)
 

白黒反転おはぎ

白ライマビーン(皮むき後)

赤白まだらのクリスマスライマビーンは、大好きで何度も買ったことがありました。煮豆にしたり、晒しあんを作ったことも。
あれは、水で戻すと、びっくりするくらい平べったく大きな豆になるのが面白いです。毎回、翌朝に「わっ」と驚いて楽しんでいます。
白ライマビーンは、ちょっと違って、それほど平べったくはならなかったです。

概ね湯だったところで、皮を剥きました。
クリスマスライマビーンは、赤い色素で染まってしまうので、茹でる前に皮を剥きますが、これは白い豆だし、茹でてから。
(本当は茹でる前かもしれないけど、忘れてた)
 

白黒反転おはぎ

白ライマビーンの皮

皮は、クリスマスライマビーンより薄めの気がします。フードプロセッサーで皮ごと粉砕して白つぶあんにしてもよかったかもしれません。
(この皮は、折角の食物繊維で捨ててしまうのは勿体ないため、お好み焼きに混ぜ込んで食べてしまいました。違和感なし)

豆は、皮を剥いた状態で、夜も遅かったため、ひとまず冷蔵庫へ。
一晩寝ている間に、「この白あんをココナツ風味にしたらどうかな?」とアイデアが。
東南アジア風でいいかも!

翌日、この豆に、更に水を足して電子レンジで加熱してあんこ作成。
(今回は晒したりはしませんでした)

 

白黒反転おはぎ

ココナツミルクパウダー投入

お砂糖を控えめに混ぜ、あらかたあんこっぽくなった段階で、ココナツミルクパウダー投入。
量は味見しながら適当に。熱いうちによく混ぜます。


黒もち米は、米やもち米を混ぜた方がいいかも、とも思いましたが、それのみで炊きました(ふつうのもち米を切らしてた)。
炊く際に、こちらにもココナツミルクパウダーを少量投入。
長時間炊飯する間に、ココナツミルクは分離するのか、てりてりとしたもち米に炊き上がります。
ほぼ100%黒もち米なので、炊飯器の中は黒々!

ラップを使ってもち米をのし、白あんを包みます。
そして外側には、黄粉ではなく・・
 

白黒反転おはぎ

ココナツパウダーまぶし

ココナツパウダーをまぶしました。

 

白黒反転おはぎ

ココナツおはぎ

ココナツおはぎの出来上がり~。
 

白黒反転おはぎ

白黒反転!

断面は、狙ったとおり、白黒反転。わ~い☆

普通は黒いあんこの周りに白いごはん+きなこ、または白いごはんの周りにくろいあんこですが、反転おはぎは、白いあんこの周りに黒いもちごめ。そして白いココナツパウダー。

(何が反転かよく分からなくなりましたが)色がくっきり鮮やかなおはぎになって、ひとまず満足!

 


白あんの比率が高いですが、自分で作ったので甘さはぐっと控えめ。
全体にココナツの風味がして、自分好みに出来上がりました。

沢山出来たので冷凍しておきました。
(早速ひとつ解凍しましたが、自然解凍しても、もち米にもあんこにも問題なし)




■メモ
・ひとに出すならば、もうちょっと甘い方がいいのかも。
・節約とやわらかさアップの観点で、黒もち米には、普通のもち米を混ぜるといいかも。
 (風味の点では、黒もち米の風味は単体で食べるとやはり強いけれど、こうやって食べると気にならない)
・お米を炊くときにココナツミルクを入れたので油分が加わったのか、のしたりする操作性がよくてよかった。

コメント (2)
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