採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

2007イタリア:7/3ヴェネツィアの街角とピッツァ

2007-09-12 | +海外
(2007年7月に行った旅行の記録です。旅程が目次を兼ねていますので良かったらどうぞ)
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ヴェネツィアの風景写真などもちらほら載せてみたいと思います。撮影は概ねダンナサマでした。
私はダンナサマに引っ張ってもらいながらショーウィンドウなど観察していました。車がないのでジグザグに(左右のお店を見ながら)進んでもも大丈夫なのです。交通事故という点では安全な街ですね。

でも一旦火災がおきたら大変そう。
ヴェネツィアでは消防車は「消防モーターボート」なのです。一度だけ猛スピードで進んでいくのを見かけました(大事でないとよいのですが)。
2番目の写真のような細い水路にまでちゃんと来てくれるのかしら。水はまあ、無限にくみ上げられるとはいえ・・。

グラン・キャナル。
おそらくアカデミア橋から下流を見たところではないかしら?
こんな川幅があるのはここだけなのです。

大概はこんな細い水路です。

細い水路にゴンドラが連なって、何だか趣がありますよね。
この記事の中ではこの写真が一番好きかな。

ゴンドラの中は例えばこんな感じ。
外見は黒と定められているようですが、内装はゴンドラオーナーの裁量に任されているようで、もっときらびやかなものなども見かけました。

ゴンドラに乗ってゆらりゆらり。小路を歩いていると両側に建物が迫って日陰になるのですが、ゴンドラだと直射日光がきびしそう。
この奥に見えるのはフェニーチェ劇場(の海側入口)。火災で焼失して最近再建されたようです。

フェニーチェ劇場の陸地側入口はこちら。

フェニーチェは不死鳥という意味だそうです。ということはこの鳥が不死鳥。ワシみたい・・・。

この建物はなんだったかしら?

その足下にはこんな彫刻が。

水路に面した扉。

こちらも。
どちらも鉄線細工がきれいです。
こちらの方はアーチの外にとんがりのある装飾があって、東方的な雰囲気。

どちらの扉も下部は完全に水没する時があるようです。
苔の痕跡が扉より上に行っているし、扉の水位線にはさびが浮いています。

1階はもう使えないということ? 2階に住むのも湿っぽそうですね。

これは駐車場というかボート置き場の役割だと思われるアーチ。
小さい隙間で向こうとつながっていますが、舟を通すには小さすぎる気がします(水位が低ければ通るのかな)。
キャナルの水の循環のためではないかな?

ヴェネツィアにおしよせる水はこんなところにも。
歩道のはずなのですが波が乗り上げています(濡れているところ)。

そのうち沈むと言われていますがいつまで保ってくれるのでしょう。現代技術で沈下を防げないものなのかしら。

食べかけでごめんなさい!
この日の昼ごはんは二人でピッツァ一切れ。ハムとカルチョッフィ(アーティチョーク)乗せにしました。お腹が減っていたせいかここまでガツガツと食べ進んでようやく我に返ったのでした。
見るとわかるように、最後のお楽しみにアーティチョークがふたかけ。当然ひとり一個ずつだとおもって次の瞬間ダンナサマの方を見たらアーティチョークの載った部分が全て口の中!
私の心には暗い怒りが渦巻いたのでした。




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2007イタリア:食料品店のショーウィンドウ

2007-09-11 | +海外

しばらくぶりです~。
珍しく旅行じゃない用事で出かけておりました。行った先は札幌。
折角の札幌だというのにいつもと違って自由にふらふらできず(まあ行きたいのはデパ地下とかそういったところなのですが)、欲求不満気味。
それでも2回ほどはおいしいものを食べに出かけてきました。こちらについては後日ご紹介しますね。

人混みにもまれて地下鉄に乗ったり、結構沢山歩いたり、いつになくひととしゃべったり、ちょっぴり疲れました・・・。

------(イタリア旅行記、すみませんがまだ続きますよ~。もうしばらくご辛抱を)---

7/2、ワインを買いに行ったお店はこんな感じでした。




2007/7/2 食材店のショーウィーンドウ

ウィンドウディスプレイがすばらしい。
ヴェネツィアは街全体に気合いが入っているので、どのショーウィンドウでも見応えがあります。何種類ものスパイスがこんもりお皿にのっているのなんて、東方貿易が盛んだった昔日のヴェネツィアを彷彿とさせますよね。

ところでイタリアといえばポルチーニ、と勝手に思っていました。でも自分で摘めるから買わないぞと決意していました(というか高くて買えない)。
参考までに値段を見て、収穫への情熱を燃やすことにしようと思います。
もうすぐ秋。
あのときのような大発生は無理だろうけれど、また出てこないかなあ。



●FUNGHI SECCI PORCINI  
ドライポルチーニ量り売り。 100g6.90ユーロ。


●FUNGHI SECCI PORCINI  
袋入りドライポルチーニ 90g6.90ユーロ。



●右:FUNGHI SECCI PORCINI   ドライポルチーニ大袋。
200g14.90ユーロ。

●左:FUNGHI PORCINI *****(判読不明) TAGLIATI
ポルチーニの薄切り瓶詰め。薄茶の部分は傘、白いところは軸、濃い色なのは月桂樹の葉っぱです。
オイル漬けかしら、酢漬けかしら。オイル漬けだとすると、どの程度煮沸しているのだろうか・・・(痛い目にあったことあり)。
500g19.90ユーロ。

ということは我が家の冷蔵庫の在庫は300ユーロほどの価値が。でも発酵してるかもしれなくて、その見分けがつかないので商品価値なしだわ。
こういうの不良在庫というのかしら?(不良在庫は一応普通の商品のことだから、きっと違いますね)
あーあ、うちのこの瓶詰めの山、どうしてくれましょう。。本当だったらすごくおいしいはずなのになあ。



●左:ラベルが完全に写っていなくてよく分からないけれど、おそらくペストソース(バジルソース)。1個2.80ユーロ。

●中:MOSTARDA di PERE per FORMAGGIO, DOLCE 1個2.90ユーロ。
モスタルダというのは果物の砂糖煮にマスタード味を利かせてぴりっとさせた北イタリア地方の特産品だとか。これは梨のモスタルダでチーズとあうようです。

●右:GELATINA DI VINO PICOLIT 検索してみると7.90ユーロ程度のようです。
白ワイン(picolit)を煮詰めてペクチンで固めたワインのジェリーだと思います。以前fleur de selさんが手作りしていらっしゃいました。

●左:PEPERONI RIPIENI DI TONNO SPECIALI 
●右:PEPERONI RIPIENI CON ACCIUGA E CAPPERI

小さめのパプリカに、左は茹でたマグロ、右はカタクチイワシとケイパーを詰めたもの。どちらも6.90ユーロ。酢漬けかしらオイル漬けかしら?このパプリカはトマピーという名前で直売所で売られているものではないかしら。今度作ってみようかな。「プリザービング」という本に似たものが載っていた気がします。でも、保存せず、すぐ食べないと。きのこみたいに発酵してしまうと悲しいので・・・。

 

●左:POMODORO SECCI IN OLIO DI OLIVA, NAPOLI 4.50ユーロ
ナポリ産ドライトマトのオリーブオイル漬け

●中:SPECIALITA --SALSA ALLA CIPOLLA / AL RADICCHIO / AL POMODORO VERDE      各3.90ユーロ
タマネギ、ラディッキオ、緑トマトのソース。
ラディッキオって確かチコリを紫色っぽくしたようなほろ苦い葉野菜ですよね。あれがどんなソースになるのかしら?興味深いです。

●右:PEPE VERDE FRESCO MADAGASCAL  5.50ユーロ。
マダガスカル産生グリーンペパー(酢漬けかな?)

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2007イタリア:ホテルピクニック(7/2夜)

2007-09-04 | +海外

久しぶりに旅行記再開です。
どうもダンナサマは旅行の写真(風景とか)を見るのが好きみたい。ほらほら、ちょっとみてみようかと夜スライドショー開始。ブログの方では書かないの?と暗に(明に?)リクエストされてしまいました。
風景写真って、どんな文章をつけたらいいか分からないわ。
とりあえず食べもの関係から。
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7/2、初めてのヴェネツィア夜ごはんです。
でも財布の紐をぐっと引き締めて、3人でホテルピクニックということに。
まずは買い出し前に喉も渇いたことだしちょっとおやつ。

すいか。
空気が乾燥しているのでとてもおいしかったです。

そしてあんずと黄色プラム。
プラムが果汁たっぷりでとろりんと甘くてとてもおいしかったです。

買い出しの成果はこんな感じ。
スーツケースをテーブルにしようと思ったけれど床がとてもきれいなので床に置いてしまいました。本当にピクニックみたい。

ロール型サンドイッチ
(写真はカット後)、ラスク、トマト、スパークリングワイン、ワイン

私はどう考えても少ないと思ったのだけれど男性陣はこんなもんでは、だって。

ロール型サンドイッチの原型はこちら。
本当の呼び名はCono pizza。ということはコーン型ピザですね。
左:ハムチーズレタス
右:ローストビーフチーズルッコラ
1個3.5ユーロ。

ツナトマトレタス
こちらも3.5ユーロ。

ツナとハムを買いました。

スパークリングワインのハーフボトルは宿からのプレゼントです。
ラスク(ブルスケッタというのでしたっけ?)はパン屋さんで購入。夕方行ったらこれしか残っていなかったのでした(涙)。

このラスク、カリッとしておつまみ向きでおいしかったです。今度作ってみよう。恐らく材料は、トマトペースト、オリーブオイル、ニンニク、塩、ハーブ。

こちらはワイン。
各種食材をおいているお店に行って、ヴェネト地方のお手頃な地ワインを紹介してもらいました。
この旅行で飲んだ中で一番おいしいワインだったかも。とてもなめらかな感じ。
また飲みたいけれど日本では売っているだろうか。売っていたとしても味が違うだろうな・・・。

輸出もされているでしょうか、英語でも説明が書いてあります。
ワインのラベルってどこに何が書いてあるのかよく分かりません。多分こんな感じ。
◇瓶詰めした会社:ZENATO
◇ワインの名前?:Valplicella - classico superiore
◇ぶどう品種:Corvina,
Rondinella

やっぱり足りずまた買い出しに行きました。
・・・ほーらごらん。大体、この3人で我が家で夕食にするとき、どんだけ食料を用意すると思ってるのさ。へん。

そこで見つけたのがこちら。輪っか状に形づくったとても固い乾パンみたいなもの。
ぽりぽりして粉の味がして結構おいしいです。
船乗りの非常食だったのかしら、と思わせる固さです。

そして生ハムとチーズも追加。

右のはブレザオラという牛肉の生ハム。
真ん中はパルマ生ハム。見た目はなんだか黄ばんでいるようだったのだけれど非常においしかった。
左はアズィアーゴASIAGOというヴェネト地方のチーズ。

イ○○氏が買って下さったビール。
何しろ空気が乾燥していて喉が渇くのでした。冷えた水が売っていなかったのでこちらになりました。




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ブラックベリー入りチョコレートケーキ

2007-09-03 | +お菓子(西洋)
(先週、割と気合いを入れてブログを書いていたのだけれど、もう息切れしてきてしまいました。週末ダラダラ過ごしてしまって何にもしなかったし・・・。急に涼しくなって身体がついていかないということにしようかな。うんうん)

ブラックベリーのお菓子、最後の作品はこちら。


2007/8/26作 チョコレートケーキ


チョコレートケーキです。
レシピは小嶋ルミ著『パティスリー』(あとで確認します)です。
この本にはおいしそうなチョコレートケーキがいくつも。その中の、ラズベリーを焼き込んだものにしてみました。
本では55%のチョコレート使用だったところ、手持ちの65%に(ミシェル・クルイゼルのマンガロ65というもの)(いま確認するまで70%かと思っていた)。ブラックベリーの酸味にあうかな~と思って酸味の多いタイプのこれを選んでみました

出来上がってみると、チョコレートの酸味はほとんど気にならないような・・・。
焼いてしまったことで多少味が変わるのかな?バターや卵、砂糖など他の材料がそれなりに混ざるからだろうか・・・。
本よりカカオ濃度が高いものだったので失敗するかな、と心配したけれどそれほどの問題は起こりませんでした。そういえば失敗したのはカカオマスで置き換えたときでした(レシピ中のチョコレートを全量カカオマスでおきかえるのはおすすめできません。痛い目にあいました)。

レシピにはなかったのだけれど、タルトを作ったときの副産物「パンナコッタ」(ふんわりさせてゼラチンで固ようとして失敗した生クリーム)もチョコレートと一緒に溶かして使ってしまいました。
チョコ+卵黄(+生クリーム)液に粉を混ぜたら、なんだかもろもろダマっぽくなってきてびっくり。やっぱり生クリームがいけなかったのかしら!?
無理矢理ささっとメレンゲをまぜてダマは見なかったことに。
あーびっくりした。
何がいけなかったのかな。
次は本当にレシピ通り作ってみよう。

ベリーは少し残しておいて、電子レンジで簡単に煮てソースにしました。
おしゃれに盛りつけるとこんな感じ・・・?


ブラックベリーソースを添えて


粉砂糖とか振ればよかったのかな。頭がはたらきません・・・。
コメント (2)
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