今年は、昨年とは違う種類の里芋を育ててみました。
愛知に住んでいる幼なじみから送って頂いた、「八名丸(やなまる)里芋」というものです(ユウコちゃんありがとう!)
このお芋は愛知県新城市のある地域(旧八名郡八名村)で古くから育てられていた品種のようです。昭和25年、熱田神宮の品評会で好成績を得て、地名と特徴的な丸さから「八名丸」と命名されたそうです。
新城市の特産品としてブランド化が進められており、平成14年には愛知県の伝統野菜にも認定され、新城で栽培されるサトイモは「八名丸(やなまる)くん」として商標登録されているそうです。
あちこちに書いてある特徴を挙げてみると・・・
・小芋の形が丸い
・小芋を食べる品種(親芋も食べられることもあるようです)
・しっとり柔らかく、きめが細かい
・皮が剥きやすく白く綺麗に剥ける
・柔らかくてもっちり
・ほくほく感もある
・生育環境は乾燥に強い (うーん。賛成しかねるような・・・)
以前小芋や親芋を食べたことがあるのですが、確かにきめ細かい感じで、普通の里芋とはひと味違うような気がしました。
育てる土地が違うと味も違ってしまうかもしれませんが、ものは試し、ですよね。
成育中は、順調とはなかなかいえず・・・。
反省点がいくつかありました。
・植え付け前に、溝状に掘って雑草や肥料を埋め込み、その上に種芋を植えたが、肥料が(昨年より)随分控えめだったかもしれない。肥料か水分不足なのか、成長の勢いが弱ったようで、ある段階で虫にたかられるようになった。
一応追肥もしたが、手遅れっぽかった。
・マルチはきっちりせずに、古マルチを適当にかぶせておいただけだったが、この夏の干魃でかなり弱っていた。水やりを数回したが、あの段階では手遅れだったかも。
やはりぴったりきちんとマルチをしたほうがいいのかも。
・葉っぱが毛虫だらけになっていたため、葉柄の先端で葉っぱを切り落としてしまった。また新しい葉っぱが出るだろうと予想していたら、結局あまり出なかった。
虫食いだらけでもあの葉っぱは残しておくべきだったかも。
・土寄せしようと土を脇に置いておいたのだが、雑草やサツマイモのツルでその土が埋め尽くされ、あまりちゃんと土寄せが出来なかった。
芋虫にたかられたのは、可哀想だったなあ・・・・。
でっかいやつ何匹かは殺したのだけれど、無数に発生したものは、葉っぱごと捨てるしかなかったし・・・。
火炎放射器とか、欲しいかも。(そしたら野菜も焼けちゃうか)
それでも、一応、畝に植えたものは、まあまあの育ち具合です。
植える場所がなくなってしまい、適当に畑のすみっこに植えたものは、それより遙かに小さいです。ちゃんとお芋が出来ているかしら??
すみっこ芋を掘ってみました。 |
皮ごと蒸したきぬかつぎ、煮物などにしてみましたが、本場の「八名丸くん」とは違うのかもしれませんが、アクも少なくとても美味しいです。
種芋分は残しておいて、来年も植えようと思います。
来年は、肥料たっぷり!
■参考情報
JA愛知東の八名丸さといものページ
愛知県農林水産部による「ネット農業愛知」の特産品紹介「八名丸さといも」
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