覚えきれないほどに美味しい柑橘がありますが、自分で買うことが多いのは、黄色いもの。
文旦、河内晩柑(ジューシーフルーツ)、小夏(日向夏)、じゃばら、黄金柑 が特に好きです。
そんな私に、お友達のmiyakoさんが、ニューフェースの黄色い柑橘をプレゼントして下さいました。
(miyakoさん、ありがとうございます!)
黄金柑に似た黄色くて小さな柑橘です。 |
●データ
開発の主旨: ‘不知火’(デコポン)、‘はるみ’、‘せとか’ 等の多様な特徴のある新品種の生産が増えつつあるが、消費者に受け入れられる更に新たな品種の育成が急務となっている。
費者が求める果実の特徴は、剥皮性が良く、無核でじょうのうごと食べられ、糖度と酸のバランスが良いことである。また他の果実にはない特徴のある果実が好まれる傾向もある。
今回は、特徴のある新品種育成を目指して育成を行った。
交配: 清見×黄金柑(花粉)。
熟期: 1-2 月
果皮の厚さ: ‘清見や‘黄金柑’より薄く柔らかいため剥皮性は良い。浮き皮が発生しやすい傾向がある。
果肉の色: 黄色
じょうのう: ‘清見’ ‘黄金柑’より若干厚く硬いが、違和感なく食べることが出来る。
種子: ‘清見’と 同様に周囲に花粉の多い品種がなければ入 らない。
なるほど。
黄金柑は大好きで、ほぼ完成されていると思うくらい好みなのですが、媛小春はどんな味でしょう?
食べてみました。
まず、皮がみかん程度の薄さで剥きやすいです。
この小ささの温州みかんだと、皮はピッタリ貼り付いていることが多いですが、今回の媛小春は浮き皮のものが多かったです。
じょうのうは、黄金柑よりだいぶ厚く、やや気になります。果肉(砂じょう)が柔らかくジューシーな分、じょうのうの固さが目立つのかもしれません。
種は、数房に1個くらいの割合で入っていました。でも丸くてツルツルした種なので、うっかり口に入ってもぺっとすればいいだけなのでどうということはありません。
味は、黄金柑に似た系統ではありますが、酸味がだいぶ抑えられて、マイルドな味。
個体差が随分あって、何コレ?甘いだけでなく何だかすごい複雑な旨味! というものもあれば、ちょっと味(酸味)が薄いかな~?というものもありました。
(熟期は1~2月らしいですが、私が頂いたのは3月末頃だったので、出盛りのものよりは酸味が薄れている可能性はあります。)
黄金柑の風味は好きだけれど、酸っぱいのは苦手、という人には丁度良い柑橘のように思います。
酸っぱい柑橘ファンの私としては、どちらかというと黄金柑に軍配が上がるかな?
媛小春だけでなく、黄金柑の生産拡大も図ってほしいな・・・。
でも、初体験の柑橘、とても嬉しく、美味しく頂きました。
miyakoさん、ありがとうございました!
■参考情報
(1)媛小春 愛媛県果樹試験場による記者発表資料?
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