採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

梨 「王秋」

2014-11-22 | +フルーツ

近所のスーパーに、もっこり縦長の和梨が売っていました。
「王秋」という名前。
「2週間ほどしか出回らない貴重な梨!」というコピーがあったため、試しに1個買ってみました。
 

王秋

こんな梨です。
果皮は豊水や幸水と同様の黄褐色。 


「慈梨」(ツーリー。中国梨)と「二十世紀」をかけあわせた「C2」に、「新雪」を交配して育成された品種で、2000年10月に品種登録された赤なし、なのだそうです。(二十世紀梨などは青梨)

今回買ったものは、台湾の文旦のようにとんがった縦長の形が特徴的ですが、調べてみると、とんがらず、長円系というか楕円ぽいものもあるようです。


梨の味利きにはあまり自信がないなー、と思って食べてみましたが、これまで食べた梨とは何だか違う気がします。
食感は、晩生の梨は割とゴリゴリ、ザクザクした食感のものが多い気がしますが、こちらの王秋は比較的きめこまかく優しい食感。(豊水よりはしっかりしたサクサク感)
そして、何ともいえない酸味と香りがあります。
二十世紀の血をひいているからかな、赤梨のなかまですが、青梨っぽい風味があるように思います。

特に何も言わずに出したのですが、一口食べてダンナサマも「あれ、この梨美味しいね?」と言っていました。
和梨のサクサク感とみずみずしさに加え、、この梨は更に、「濃い」味わいがある気がします。


調べてみると、貯蔵性はとてもいいのだとか。
流通期間が短いと書いてあったので、日保ちしないのかとおもっていましたが、違いました。
生産量が少ないからかもしれません。
みつけときに買っておけば、自宅保存でも長々楽しむことができる梨のようです。
また来年みつけたら、今度は1個といわず、もう少し沢山買おかと思っています。


●農林水産省品種登録データベースより、王秋の特徴 抜粋 
果実の形は円楕円
果実の大きさは極大  ふむ。確かに大きい。
果皮色は黄褐
果面の粗滑は滑
果芯の形は円心臓、大きさは中
果肉の色は雪白
硬さは軟   うーむ、それ程柔らかくないけど、梨にしては柔らかいのかな?
粗密は密  
切口の褐変は中
甘味は高   
酸味は強   甘いだけでなく酸味もしっかりあって、濃い味に感じた。
香気は中   うっすら、青梨を思わせる香りがしたような。
果汁の多少は多  確かにジューシー
成熟期は晩で育成地においては10月下旬~11月上旬、
果実の貯蔵性は長  短期間しか出回らない=貯蔵性が悪い、かと思ってたのでびっくり。もっと沢山買えばよかったわ。

■参考情報
(1)農林水産省品種登録データベース 王秋

(2)王秋梨について (旬の食材百科)

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2 コメント

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Unknown (jyu)
2014-12-03 00:01:49
つくば駅構内のスタバの隣りにあるつくば物産店にはまだ売っていましたよ(^^)
そこのはまんまるでずんぐりしていました。
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情報ありがとうございます (●jyuさま~Fujika)
2014-12-04 22:33:29
情報ありがとうございます☆
なんと、そんなところに!
つくば物産館ということは、つくば周辺で作っているのですね。知りませんでした~。
産直で、あまり地元産梨ってみなかった気がします。
今度から、注意して見てみなくては。

話はかわりますが、茨城に来てからメロンの美味しさに目覚めました☆
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