さて、乾かしたばっかりのモロヘイヤではありますが、早速料理に使ってみます。
■■チキン入りモロヘイヤ煮込み
■材料
ドライモロヘイヤ ひとつかみ
鳥胸肉(ローリエ、シナモン、カルダモンと一緒に煮てチキンスープを作っておく)
ニンニク 3片 塩といっしょに石臼で潰す 4片 皮を剥いておく
玉ねぎ 半玉
スパイス(コリアンダーパウダー多め、シナモンパウダー多め、パプリカパウダー少な目、クミンパウダー)
香菜 一把 みじん切り
■作り方
(ドライモロヘイヤを作るきっかけとなったのはこちらでしたが、今回参考にしたのは、より沢山ニンニクを使っているこちら)
・モロヘイヤにお湯を注ぎ、5分ほど置いてしぼる。
・モロヘイヤに新たにお湯を注ぎ、レモン汁を絞り、レモンの皮もそこに入れておく
(レモンを入れることで、ぬめりをある程度防ぐとか)
・鍋に油を入れ、玉ねぎとスパイスを炒め、そこに潰したニンニクも入れ、炒める。
・モロヘイヤの水分を絞り、この鍋に入れて10分ほど炒める。皮を剥いたニンニクも入れる。
・チキンスープを濾しながら注ぎいれ、葉っぱがすっかりスープに沈むようにする(スープが足りなければ水を)。
・微塵切り香菜も入れ、モロヘイヤが柔らかくなり、香菜の色があせるまで、15分ほど煮込む。
・概ね煮上がったら、ほぐした鶏肉を入れてあたためる。
・レバノン風ライスに添え、くさび型レモンを添え、レモン汁を絞っていただく。
レバノン風ライスは、長粒米に揚げたバーミセリ(極細パスタ)を混ぜて炊いたもの。今回はバスマティライスがなくてタイ米を使いました。
全体的に初めてで、何度も作り方を確認しながらやってみました。
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まずは、ドライモロヘイヤ。 分量をどうするか悩みました。 水で戻すと増えると考えるべきか、加熱すると減る、と考えるべきか。 結局よく分からず、適当にひとつかみ。やや大き目のボウルふんわり一杯分。
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お湯を注いだら、しゅん、と小さくなりました。なるほど、減るのね。
漬け汁は緑茶のような色。香りも緑茶っぽいです。この香りは、生モロヘイヤでは嗅いだことのない香り。 そしてとろとろにとろみが。
次にレモン汁入りのお湯に漬けなおしてもとろみはしっかりキープ。 レモン汁にとろみを防ぐ効果は、そんなにないかも?
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チキンスープは前もって作っておきました。 香りづけにシナモンとローリエ、カルダモンって、西洋料理でもなければ中華系でもないですよね。 (たまたま目についたのでニンニク一片とタイムの枝も入れました)
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使ったのは胸肉1枚分。お肉はほぐしておきます。
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モロヘイヤをぐつぐつ煮て、そこにパクチーを入れたところ。 パクチーは、わざわざ「色があせるまで煮る」と書いてあります。彩り重視の日本人としては、ああ勿体ない、と思ってしまいますが、この方が風味がなじむのかな。 煮込みつつ、最後は多少汁が残る程度にして鶏肉も投入。なじませます。
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お米も(タイ米だけど)、がんばって本物っぽく用意しました。 揚げた麺を一緒に炊くと、小麦の香ばしさが加わるのだけれど、今回、米と麺をいったん茹でてから蒸らし炊きする湯とり法にしてみたら、小麦風味が薄れたかも。作り方、要復習。
さて、モロヘイヤ煮込み。食べてみると、なんか、食べたことない味! ドライモロヘイヤには、お茶のような、ほのかに草っぽいような香りがあります。でその香りが、なんとなくグリーンレモンの皮の香りに通じるところがあり、レモン汁をかけて食べると、全体に”レモンの風味”でまとまる感じ。
塩味はごく薄くても美味しいです。 (インドカレーの場合は塩が効いていないと味もぼんやりしますが) 塩よりレモンだな、ポイントは。
本場ではとろみをきらう傾向があるのかもしれませんが、できあがったものはけっこうとろみあり。 でもまあ、私はとろみありでも問題ないです。 (次は水で戻す方法を試してみます。とろみの出具合に違いがあるのかどうか、実験)
カレーやシチュー的なお料理で、葉物野菜をどっさり使うものってあまりないです。 これは野菜も沢山とれ、薄塩で油脂も少な目。 なかなかヘルシーで、味も美味しい料理だと思いました。
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畑のモロヘイヤ、もうちょい摘んで、干しておこうかなと思っているところです。
(が、9月に入って途端に涼しく日差しもなくなって、干しものに不適に・・・)