採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

イタリア柑

2012-03-13 | +フルーツ

先日鹿児島に行った際、産直でいろいろな柑橘を買ってきました。
中でも謎だったのがこちら。
 

イタリア柑

イタリア柑」ですって。

いかにも、誰かが勝手につけた名前という風情。

日向夏(小夏)の勘違いかも?とも思いましたが、黄色い柑橘が好きな私は、とりあえずゲット。

よくよく見ると、日向夏とは形が違います。
ヘタ付近がポンカンのようにぷくっと出っ張っています(日向夏は丸い)。

イタリア柑

剥いてみたらこんな感じ。

 


イタリア柑の特徴を分析してみると・・・・

・皮の表面はつるっとしており、ヘタ付近がやや尖っている。
・皮の厚さは薄めで、簡単に剥ける。
 皮の厚さは、河内晩柑は勿論、日向夏よりも薄い気がする。何に近いかといえば、「はるか」かな。
・皮は、黄色い柑橘特有のいい香り。苦さは少なめ。
・じょうのう(袋)はやや厚めで、袋ごと食べるのは無理。
 一房ずつ、河内晩柑や文旦を食べるときのように袋から出す必要がある。
・種はじょうのう1つにつき、数個ある。種の形は河内晩柑に似て角張った感じ。
・袋の中のつぶつぶ(砂じょう)は、柔らかめで潰れやすく、ジューシー。ここも河内晩柑に似ている。
・味は、意外なことに、酸味がとても少なめ。皮にはまだ張りがあるので、熟成によるものではなく、最初から甘い品種と思われる。
・あっさりした甘さだが、ハーブのような、ほかの柑橘では感じたことのない香りがある。


総合すると、河内晩柑に似ているけれど、酸味がもっと少なく、「はるか」に近いような柑橘でした。
「はるか」(黄色くて酸味がない柑橘)が好きな人ならばこれも好きかも、という味です。
私の好みからすると、もっと酸っぱくてもいいかなーとも思いますが、独特の風味が美味しいと思いました。


それにしても、何故「イタリア柑」なんだろう?
イタリアの苗木を(個人的に?)輸入したのかしら?
苗を育て始めた人、名前をつけた人、そしてこれを出品した人は、もしかしたら全部違うかも。
実は全然イタリアとは関係なくて、伝言ゲームのように苗や名前を伝え伝えて行く間にこんなことに・・・・?

一般に消費拡大を図るには、じょうのうが厚く、また種も多めで、このままで勝負するのはちょっと難しいかも。
何か別の柑橘との交配用なのかな?


謎は深まります。
これだから、産直めぐりは止められません。


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さて、昨日はダンナサマの誕生日。
夕方遅くに、はっと思い出し、特別なディナーの用意は全くしていませんでした。
きっと覚えていないだろうから、しらばっくれたままでいようかとも思いましたが・・・・。


ダンナサマ:(玄関を入って)「あれ?大豆か何か炒った?」
Fujika:「いえ、あの、(ちょっとメールを打っていたら)煮しめを焦がしました。焦げたところはもう削ったから大丈夫。」 
ダ:「あらま。まあいいけど」
F:「納豆出す?」
ダ:「んー、それもいいけど、そういえばFujikaちゃん、こ、で始まって、く、で終わるものがあったのでは?」
F:「んーーーーー、黒糖飴?」
ダ:「く、で終わってないじゃん。黒糖飴く って言ってもだめよ」
F:「えーーーーと。 あ、思い出した、こんにゃく! 切らなきゃ!」

ダ:(もぐもぐ)
F:(もぐもぐ)

ダ:「明日、会議だっけな。あれ今日何日だっけ。12日か。」(全く何も気づいていない模様)
F:(なんだ、私の読みはあたってたじゃん。うぷぷ。でも、笑っちゃいそうでもう、秘密には出来ない~☆)
 「きょ、今日なんの日か知ってる?」 
ダ:「え? 何だっけ????」 
F:「うぷぷぷぷ」
ダ:「え?え?え?・・・・あ!そうか。何だ、誕生日じゃん!
F:(そんなに考えないと出てこない?)
ダ:「Fujikaちゃん、ケーキは?」 
F:「うぷぷぷぷ。買ってあるよ~ん☆」(鼻高々)

お刺身かケーキ、どちらにしようか迷って、(自分の趣味で)ケーキを買っておいたのでした。
甘党でないダンナサマがケーキの方を要求するとは、実は思っていなかったのだけれど、めでたしめでたし。


ちなみに、(良くいえば)ヘルシーな誕生日ディナーを白状すると、
・焦がした煮しめ(ゴボウ、がんも、シイタケ)
・さしみ・・・といいたいところですが、さしみこんにゃく
・なまり節(鹿児島で購入)
・干し大根(いかんて)の酢漬け
・パテ(何故かケーキ屋で発見!)+お友達作のベーグル(サクマさんありがとうございます!夕食全体としての組み合わせは支離滅裂だけれど、とっても美味しくて、「御馳走」宣言が出来ました~)
ケーキ 



ダンナサマへ:夜も遅かったし、お酒も飲まなかったので、このくらいでいいよね。
  また週末にでも、お酒に合わせて何か作りましょうかね。 

コメント (4)
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