採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ブラックベリー入りパン・ド・ジェーヌ

2008-08-25 | +お菓子(西洋)
昨年は、ブラックベリーでケーク・プランタジュネット風の焼き菓子を作ったのでした。 パン・ド・ジェーヌに似て、マジパンを使用するレシピです。ややみっしりと密度が高く、しっとりしておいしいお菓子になりました。

パン・ド・ジェーヌ系のお菓子は、アーモンド粉を多く使うせいか、バターが少なくてもしっとり美味しく出来上がるので好きです。
今年も作ってみたいけれど、全く同じレシピを使うのはちょっとつまらないかも・・。

なので昨年、3種類比較したうち、まだ一度も作ったことのない最後の1つを試してみることにしました。
あと、マジパンの代わりにアーモンド粉で代用してもいいかどうかも、実験だ。


■■ふんわりタイプ パン・ド・ジェーヌ ブラックベリー入り
■材料
  (参考)
『人気のケーキ』のパン・ド・ジェーヌ
(今回)
ケーキの寺子屋のパン・ド・ジェーヌ
昨年
『フランス 地方のやさしい焼き菓子』のケーク・プランタジュネット
材料 底径13cm、口径15cmの丸マンケ型ひとつ 18cmの丸マンケ型ひとつ
20cm角形ひとつ
7cmのタルトレット型8個又は18cmタルト型満タン
ローマジパン
(ドイツタイプは、アーモンド:砂糖=2:1。フランスタイプは1:1)
150g 150g
(今回アーモンド粉100g、砂糖50g使用)
160g
粉砂糖 33g 50g
もとのレシピは砂糖なしだが糖分の比率がもっと高いマジパンを使用していると思われる
130g 3個(約150g) 2個(約100g)
薄力粉 13g 50g 15g
コーンスターチ 13g 10g
溶かしバター 43g 60g 50g
生地の香り付け グランマルニエ
大さじ1
コアントロー
大さじ1/2
その他 オレンジコンフィ1枚 型にはアーモンドスライスを貼り付ける ブラックベリー適量

■作り方
1)今回はローマジパンの代わりにアーモンド粉使用実験。という訳で、皮付きホールアーモンドをミルで挽く。フルイを通らない粗挽き粒も出来てしまうが、それも篩ったものに混ぜることとする。
マジパンのアーモンド砂糖比2:1と考え、アーモンド100gと粉砂糖50gをふるっておく。
2)砂糖と卵液を湯煎にかけながら泡立てる。
3)ここにアーモンド粉(+砂糖)を混ぜ、小麦粉も混ぜる。溶かしバターも入れて混ぜる。
4)型に流し入れてブラックベリーを配置する。
 かなりふわふわの生地なので、ブラックベリーが沈んでしまいます。
5)170度くらいのオーブンで25~30分くらいだったかな。

 
さて出来上がり。

2008/8/20作

かなり柔らかい生地がたっぷりあったため、ブラックベリーを規則正しく並べたのですが、案の定、沈んでしまいました・・・。
こうなるのであれば、適当にばらまいた方がよかったかな。

ケーキ生地の下には余ったタルト生地を敷き詰め空焼きしたものがあります。

2008/8/20作

空焼きしておいたタルトレット生地に流し込みベリーを飾りました。
見た目としてはこちらの方がブラックベリータルトということが分かり易いです。

2008/8/20作

規則正しく並べたものをカットすると、断面にはベリーは現れません。表面にも断面にも見えないと、何のお菓子だかよく分からないわ・・・。

この前の桑の実タルトみたいに、タルト生地にはジャムを塗って、ベリーも適当にばらまいた方がよかったかも。
断面がさみしい・・・。



粗挽き皮付きアーモンド粉を使っても、しっとりきめ細かなパン・ド・ジェーヌが出来上がりました。粗挽きな感じはほとんどありません。
ブラックベリーは沈んでしまいましたが、ケーキ生地の厚さはこの程度でよかったと思います。しっとりふんわり感を楽しむにはやはりこの程度以上はないと。
薄く焼いたタルトレットの方は、このケーキ生地がふんわりしているため、皮に比べて中身のバランスが弱く感じました。

前回のケーク・プランタジュネットはみっちりした生地で、いわゆるアーモンドクリームに近く、浅いタルトに詰めるのにはあちらの方が適しているかもしれません。
今回のレシピは、3つの中で一番卵の分量が多いことからも想像がついていたように、一番ふんわりしたお菓子になりました。マジパンを使わなかった影響もあるかもしれませんが。

見た目はよく分からなくなりましたが、食べると酸っぱいブラックベリーに当たって、アクセントになります。でも下に敷いたタルト生地にジャムを塗ったら、味のバランスも、もっとよくなったかもなあ・・・。


aiwhasさん、おいしいブラックベリーありがとうございました!
チョコケーキに焼き込もうかと思っていたのに、パクパクつまんでつい食べ終わってしまいました・・・。

コメント (2)
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