糖蜜(糖みつ)糖蜜飼料・糖蜜吸着飼料の富士デベロプメントブログ
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皆さん、糖蜜ってどんなもので、糖蜜飼料ってどんなものか、ご存じでしょうか?

先日、とある商社の方との打合せで、若い方に同様のご質問をさせて頂きましたところ、

・ 砂糖を精製する際に出来るドロドロとした液体の副産物。

・ 配合飼料や粗飼料を与える際に嗜好性を高める、飼料原料 とこの話も正解なのですが、

糖蜜には、輸入糖蜜、南西糖蜜、ビート糖蜜、廃糖蜜などがあって、更に輸入品に関しては、元が楓樹脂(メープルシロップ粕)をさとうきびとしたり、「糖蜜」という言葉の概念で言えば、「粗糖?」というものもあって、どれが正解なのかが分からないし、糖蜜飼料という定義で言えば、100%原料表示の義務がある中で何が入っているのか、分からないものが多数存在していることをご説明致したところ、非常に驚かれておりました。(※ 詳細については弊社HP内の糖蜜の種類をご覧下さい。)

本日、偶々、「糖蜜」という言葉で、検索をかけたところ、

日本貿易振興機構(ジェトロ)のビジネスマッチングサイトで、ベトナム産の糖蜜粉末(飼料原料)が月200tで、参考価格で300ドル/t当たりとありましたが、これは「糖蜜?粗糖?」と不思議な世界です。

糖蜜粉末(飼料原料) - ビジネスマッチングサイトTTPP - ジェトロ (jetro.go.jp)

その真偽は分かりませんが、別のサイトでは、ベトナムの廃糖蜜は45万トン(年間?)でこれから味の素やVEADEN等の調味料会社が半数を利用するとのことと、考え方として100%糖蜜というのであれば、水分を10%迄落とす工程のコスト。

その他、日本の関税定率法なども考えると、300ドル/tという参考価格はあり得ないところです。

カントーのエタノール工場 - GOVAP便り (goo.ne.jp)

また、ウィキペディアで調べた一般的な糖蜜定義は、

糖蜜 - Wikipedia

と、糖分を含んだ液体。精糖する際に固化出来なかった糖分を含んだ液体という定義なので、これよりも例えば、コーヒーにメイプルシロップを入れて、糖蜜としたほうが定義的には合致すると思います。

 

輸入の糖蜜飼料については、他社様で色々と輸入品の取扱いがありますが、一番搾りのサトウキビ糖蜜なのか、糖蜜飼料と呼べるものなのか、関税定率法でいうHSコードはどうなっているのか。

HScode15628.pdf (kokusaikeizai.jp)

飼料原料でなく、飼料製品として輸入すれば、関税区分が変わり無税枠となるとの情報もありますが、確かに昔は輸入糖蜜のほうが安かったから、関税定率法で規制しないと、アルコールや味の素などの醗酵原料としての利用で、国内のサトウキビ農家やビート大根農家を保護する必要はあったのでしょうが、時代の流れなのか、今では国内で流通する糖蜜は、その名称のごとく、成分分析においても「糖蜜は糖蜜」と、どんなものでも良くなってしまっているのが実態としてあります。

弊社では、以前よりサトウキビ本来の醗酵原料としての価値を重要視し、サトウキビ糖蜜にこだわって原料確保に努めておりますが、時代の流れ、低価格維持の為、現在は輸入糖蜜を南西糖蜜に切り替えて、かつ仕入の契約上足りない時に割高な輸入糖蜜を使用しております。(⇐正直、赤字覚悟なので、今後の需給次第では考えないと・・・。((^_^;))

そんな状況ではありますが、南西糖蜜の減産だけでなく、国内のまともな糖蜜は減少するなかで、

・ 輸入であろうが、主原料がサトウキビであろうが、ビート、キャッサバ、廃糖蜜と、「糖蜜は糖蜜」であって、価格が安いほうがいい。とするのか、

・ 味の素などの食品のように、醗酵原料としてサトウキビとしてこだわりをもって、国産がなければ、輸入を使うのか。と、

約10年以上前から現在進行形として、ファミック、農林水産省、税関と合わせて、近年では、所属する日本飼料工業会にも改善をお願いしておりますが、各ご担当者レベルではご理解頂いても、飼料業界だけでなく、砂糖・アルコール・肥料と異業種間の縦割り行政たる弊害が多く、なかなか改善しないのが実態としてあり、非常に難儀しているところです。

弊社でも嗜好性だけを望む方には、液体の廃糖蜜(精製糖蜜)をご案内しておりますが、弊社が扱う全ての糖蜜は、まともな糖蜜なので、精製糖蜜に関しては、月々で10t位しかなく、新規はお断りしているところです。

法律上、理屈上では、国内糖蜜に限っては、蒸気やお湯での増量も「水増しならぬお湯まし。」でも問題ないようですが、それをやっては品質も劣化するし、糖蜜を売る企業として元も子もないので。(^_^;)

 

糖蜜飼料・糖蜜吸着飼料の富士デベロプメント

 

 

 

 

 



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