本朝徒然噺

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季節の室礼(しつらい)

2006年07月04日 | 長唄のお稽古
今日、三味線のお稽古に行ったら、師匠のお宅の玄関横に七夕飾りがありました。
とてもきれいだったので、ついつい眺めてしまいました。

師匠の奥様が作られたもののようで、きれいな毛筆で短冊にさまざまな願い事が書かれていました。
そのなかには「お弟子さんたちがみんな楽しく毎日を過ごせますように」と、私たち弟子を気づかってくださるものもありました。本当にありがたいことです。
飼っている猫ちゃんや死んでしまった猫ちゃんを気づかうものもあります。
とても上品できれいな七夕飾りでした。

師匠のお宅では、こんなふうに、季節の室礼(しつらい)を欠かしません。
いつも、玄関や床の間など至るところに、その季節に合ったものが品良く飾られています。
こういう室礼を見ると、それだけでも心がなごむ感じがします。

今日は、給湯器の修理に立ち会うため午後半休をとり、修理が終わってからお稽古に行ったので、いつもより少し早い時間に着きました。
前の方がお稽古をされている途中だったので、部屋の隅で聴いていました。
人のお稽古を聴くのもお稽古のうち、なのです。
しかも、私の好きな「正札附(しょうふだつき)」を弾いておられたので、聴いていてとても楽しかったです。

肝心の自分はと言うと……。
いささかお稽古をサボっていたので、手をきちんと覚えきれていませんでした。
次回は挽回できるよう、がんばりたいと思います……。




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