本朝徒然噺

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大変遅まきながら……

2007年09月08日 | 長唄のお稽古
大変遅まきながら……、8月に行われた長唄の会の写真&詳細記事をアップさせていただきます(キモノについてはこちらをごらんください)。

毎年夏に行われる「勉強会」では、ご宗家・家元をはじめ流派内各師匠の一門が出演します。
ほかの師匠のご一門の方々の唄や三味線も聴けるので、いろいろと勉強になります。
昨年までは聴き手に回っていた私ですが、今年は初めて唄で出演させていただきました(冒頭写真中央がワタクシでございます)。

ご宗家や家元、大勢のお名取さんが出演されるなかで、私のような若輩が出させていただくのは恐れ多いことですが、大きな舞台に立たせていただくことはとても勉強になり、励みにもなりました。

舞台全景
↑舞台全景。「梅の栄」を総勢6名で演奏しました。向かって左から3人目がワタクシです

会の前々日に行われた「下ざらい」で、本番と同じようにひな壇に上がって唄ったので、当日は意外に緊張しませんでした。あがり性の私がわりと平常心で唄えたので、自分でも驚きました。
終盤、長い合方(三味線による間奏)の後一人で唄い出すところがあるのですが、「一番大事なところだから、間違えないようにしっかり唄わなければ」と気負ってしまい、三味線よりも少し早くなってしまいました。なんとか帳尻は合わせましたが……(笑)。
集中力はきらさず、でも気負わず平常心で……なかなか難しいですね……
立三味線を担当されたのは同じお稽古場の方ですが、彼女は三味線がとても達者なのです。私も、少しずつでも彼女に近付けるよう頑張らねば……

何はともあれ、大きな失敗もなくつつがなく出番を終えることができたので、よかったです。
今回の勉強会で得たことを糧に、励んでいきたいと思います。

末筆になりましたが、暑いなかお越しくださった皆様に、この場を借りてあらためて御礼を申し上げます
写真を撮ってくれた妹夫婦にも、感謝感謝です!

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
粋ですねぇ (hanahana)
2007-09-09 10:52:34
いいなぁ~浴衣会という催しですか?
皆さんお揃いの浴衣を染めて着るのでしょう。どんな柄だったのかしら。群ようこさんの「365日着物日和」で読んで、あこがれの的でした。寄席三味線に走ってる私には縁のない話ですが、いつか拝見するだけでもしてみたいものです。
十月は、藤十郎さんの封印切がかかりますね♪
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待ってました!!! (りえさん)
2007-09-09 14:39:09
いいですね~
緋もうせんに金屏風・・涼しげな揃いの浴衣

やっぱり好きです、この風情!!!

二上がりのクドキ・・拝聴したかった
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hanahanaさま (藤娘)
2007-09-10 23:52:08
コメントありがとうございます!

http://blog.goo.ne.jp/fuji_musume/e/c3f5a8295463f524e9b24d3d45f75b13
↑で少しご紹介させていただいたとおり、流派の紋をさりげなくあしらった柄なのです
普段でも着られそうな柄なので嬉しい限りです(笑)。
何年かに一度、揃いの浴衣を誂えているのですが、毎回柄が違うので楽しみでもあります

10月の歌舞伎座、待望の「封印切」なので、今から気合いを入れまくっております(笑)。
夜の部は仁左衛門丈の「牡丹燈籠」で、これまた楽しみです
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りえさま (藤娘)
2007-09-11 00:08:19
ありがとうございます!

最大の難所だった二上りのクドキをなんとかつつがなく終えて、あとはおしまいの「梅の栄と世に広く」をきっちり唄わねば……!と、合方の間に心の中で気合いを入れていたら、気合いが空回りしてしまいました……
まったく修行が足りないワタクシめでございます……

でも、こういった舞台にあがらせていただいて、とても勉強になりました
いつか三味線でもあがれるといいなあ……と思うのですが、まだまだ道のりは遠そうです……
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