≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

イギリスゴム編みの耳帽2つ と ネックウォーマー 糸とか仕上げとか

2016-01-15 21:51:16 | 編物


子供たちに暖かくなる小物を編んでやった。

この耳帽の元ネタは、三國万里子『冬の日の編みもの』 に載っている 「耳帽」 だ。
超極太毛糸でくっきり編んだイギリスゴム編みとガーター編み、そしてガーター編みを引き返して作った耳当てが
デザインの特徴だ。

わたしは、その引き返し編みをやめてトップと同じイギリスゴム編みを耳当てにして、アイコードの紐をつけてみた。
思いっきり寒いときには耳当てをしっかり留められるように顎で紐を結び、
ちょっと暑いときには耳当てを上げてポンポンのまえで紐を結べばよい。


糸は


ウイスター・レヴリア。 このまえ靴下を編んだ糸と同じ出元である。
藤久の手芸チェーン店クラフトハートトーカイでセールになっていたもので、靴下を編んだ糸と同じく
2年まえに出たようである。 2シーズンまえの糸がセールになるわけだね。

40gで46m、アクリル61%ウール39%、2本撚りのもふもふした糸だ。
14号4本針で編んだ。
太さの割には長さがあったので、
4目で太めのアイコードや 大きめでぼさぼさしたポンポンをつけても3玉足らずで編めてしまった。
試行錯誤して編んでも2日足らずでできてしまった。


それに気をよくして、寒いところで寮生活している別の子供にも耳帽を編んでやることにした。



これは、正月に神戸の方に帰った際に行った三宮のユザワヤで 新年セールになっていて特価で安く手に入れた合太に
手持ちのモヘアとラムウールの双糸、あわせて3本を引き揃えて
14号の針で編めるくらいの太さにして編んだ。

ユザワヤで買った糸。


ユザワヤオリジナルのワールドフェスタシリーズのピュアウールソフト、ウール100%のストレートヤーンだ。
30g75mで、中国製である。
どうもこの合太のピュアウールソフトは廃版になって、もうちょっと太いラインナップに変更するように見えた。

ユザワヤオリジナルといえば、数年まえまではイタリアとかベルギーのメーカーに作らせた糸が
化繊が程よく入って安価な割に豊かな質感で色合いもよく、つまるところお値段の割にトータルでセンスがよく、
他の国産メーカーとは一味も二味も違ってすごく気に入っていたのだが、
どうもそれをやめてしまったようなのだ。 (高価ですてきな輸入糸ならもちろん昔から他のブランドにある。)
ユザワヤオリジナルの輸入糸はこういうワールドフェスタシリーズに統一して?中国製ばかりになってしまったように見える。
こうなると知っていたなら、イタリアやベルギーの糸をもっと買い集めておくんだった、と後悔しきりだ。

その代わり、といってはなんだが、いままで海外の糸を売っていなかったような国産の大手メーカーも
イタリアなどのメーカーに糸を作らせるようになったように見える。
でもユザワヤで売っていたときより高いんだよなぁ。 ユザワヤが安すぎる値で売っていたのか?
そしてユザワヤオリジナルで安い糸は材料の質がもっと落ちてしまって、下手したら100均の糸と変わらない。
こうなると、糸を手に入れるにはネット通販とかヤフオクとかになってしまいそうだ。
でも色は実物を見ないとなかなか決められないし、質感に至っては触ってみないと決められないんだけどなぁ。
で、立ち寄った100均でうっかり買ってしまったり…。

ほんの数年で売られている毛糸のラインナップはどんどん変わるようだ。
うかうかしていると買い逃してしまう! と思うのがお店の思うつぼなのか!?
毛糸に注目するようになったのはここ数年でしかないから、事情があまり分かっていないだけかな?
(むかーしパピーに就職しようか考えた時期もありましたが。)

しかしわたし、安く手に入れることにずいぶん躍起になっているなぁ。
書き連ねていると、自分がさもしくなってまいりました。


引き揃えて編んでいる、の図。


左のコーン巻きは金の羊で手に入れたラムウール双糸 2/14
以前 リストウォーマー を編んだり、インカ猫セーター のアクセントに編んだりした糸だ。
引っ張ると切れやすいけれど、とても肌触りの良い糸だ。 たいそう気に入っております。

右手前のモヘア糸は、プレジデントフェアリーモヘア。
いぜん ブリオッシュステッチでリバーシブルな帽子 を編んだときに使った、
アクリル50%ウール30%モヘヤ20%、25g116m、元廣というメーカーの中国製の糸だ。
元廣は毛糸のブランドではスキーヤーンが有名だが、この糸にはスキーという字はなかった。
使い分けているんだろう。

で、奥が くだんのユザワヤのピュアウールソフト。

上の写真で編んでいるのがネックウォーマー。 出来上がったのはコレ。↓


パターンはネットで見つけた。 たどっていったらラベリーに行きついた。 → Darkside Cowl

青い帽子とこのネックウォーマーは仕上げに、水通しというより かるーく縮絨させてみた。
30℃くらいのお湯に手洗い用せっけんを少し溶かしたところで30分くらい漬けてゆらゆらしてみたのだ。
すすいでから手で押して水気を切って、バスタオルでくるんでホットカーペットの上とかファンヒーターのまえとか、
ときどき様子を見てタオルを換えたり向きを変えたりして、乾くのを待った。
ラムウールが効いているのかピュアウールソフトがふっくらしたのか、ずいぶんふんわりとしたと思う。
風が通らなくなる程ではないんだけどね。

織りもそうだけど、水通しとかの仕上げって大事だな。 最近やっと分かりました。


さて、編んであげたこれらの小物、どのくらい役に立ってくれるでしょう?


     編んだものはいつものようにラベリーにアップしました。 → モフモフ帽、 青帽、 青ネックウォーマー




コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 正月の夜に生田神社 | トップ | 雪が降った。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

編物」カテゴリの最新記事