歴史ミステリー小説 北円堂の秘密
「老人一年生〜老いるとはどういうことか(副島隆彦著・幻冬社新書2017刊)」を読んだ。副島隆彦(そえじまたかひこ1953生れ)氏は早稲田大学(法学部)卒で、外資系銀行・予備校教師の後、常葉学園大学教授となり、現在は政治・社会・経済の分野で評論家活動を行っている。-------
「老人一年生」では自身が64歳となって前期老人を迎えて、身体の老化に直面したことを赤裸々に書き綴っている。5つを挙げており、「痛風(つうふう)」「前立腺肥大症」「高血圧症」「首の痛み(頚痛)と腰痛」「慢性気管支炎」だそうである。幸いなことに、これらを遣過す術を獲得したと述べており、転んでもタダでは起きない性格が幸いしてか「老人一年生」の執筆に結実している。老人性の様々な疾患の症状は各自がその年齢に達して経験しないとわからないのだから仕様がないが世には悪徳医療を施す輩もいるのでご注意召されよと、老人医療の問題点を可成りな程度、見抜いているように思えた。-----
形成外科はいいが整形外科はひどい、美容整形で稼いでいるのが整形外科医で腰痛や頚痛の原因が「椎間板ヘルニア」・「脊柱管狭窄症」と診断されたら手術を勧められても簡単に応じてはいけないとも書いている。-----
副島隆彦氏の主張は老人になれば西洋医療よりも中国伝来の按摩や鍼灸の方が痛みの軽減や症状の回復に効くだろうと自身の経験を踏まえて書いてくれている。-----
国民健康保険の管理が市町村から都道府県に移管されるので、代替医療はきっと保険適用されなくなるでしょうが、何らかの形で漢方薬の文化を残している奈良県などではその点を十分に勘案する必要があるだろう。まあ、県の医学・薬学などのテクノクラートが賢い選択をしてくれるものと心配はしていないが。
「老人一年生〜老いるとはどういうことか(副島隆彦著・幻冬社新書2017刊)」を読んだ。副島隆彦(そえじまたかひこ1953生れ)氏は早稲田大学(法学部)卒で、外資系銀行・予備校教師の後、常葉学園大学教授となり、現在は政治・社会・経済の分野で評論家活動を行っている。-------
「老人一年生」では自身が64歳となって前期老人を迎えて、身体の老化に直面したことを赤裸々に書き綴っている。5つを挙げており、「痛風(つうふう)」「前立腺肥大症」「高血圧症」「首の痛み(頚痛)と腰痛」「慢性気管支炎」だそうである。幸いなことに、これらを遣過す術を獲得したと述べており、転んでもタダでは起きない性格が幸いしてか「老人一年生」の執筆に結実している。老人性の様々な疾患の症状は各自がその年齢に達して経験しないとわからないのだから仕様がないが世には悪徳医療を施す輩もいるのでご注意召されよと、老人医療の問題点を可成りな程度、見抜いているように思えた。-----
形成外科はいいが整形外科はひどい、美容整形で稼いでいるのが整形外科医で腰痛や頚痛の原因が「椎間板ヘルニア」・「脊柱管狭窄症」と診断されたら手術を勧められても簡単に応じてはいけないとも書いている。-----
副島隆彦氏の主張は老人になれば西洋医療よりも中国伝来の按摩や鍼灸の方が痛みの軽減や症状の回復に効くだろうと自身の経験を踏まえて書いてくれている。-----
国民健康保険の管理が市町村から都道府県に移管されるので、代替医療はきっと保険適用されなくなるでしょうが、何らかの形で漢方薬の文化を残している奈良県などではその点を十分に勘案する必要があるだろう。まあ、県の医学・薬学などのテクノクラートが賢い選択をしてくれるものと心配はしていないが。