奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その785)

2018-10-18 08:15:00 | 奈良・不比等
「有馬稲子/わが愛と残酷の映画史(有馬稲子&樋口尚文共著・筑摩書房2018刊)」を読んだ。有馬稲子(ありまいねこ1932生れ)女史は、宝塚音楽学校・歌劇団、東宝、松竹で映画女優として、その後は舞台女優として活躍してきた。樋口尚文(ひぐちなおふみ1962生れ)氏は映画評論家で映画監督でもある。克明なインタビュー方式で有馬稲子の出演作品を順に題材にして話題を紡ぎだしている。樋口尚文氏は本当に丁寧に話し掛けて有馬稲子女史の淡々とした回答をそれぞれに得てくれている。どれも興味深く面白い。-----
日本の戦後映画史を作品から辿っていて、多少の前後はあるが、結構、プライベート・市川崑(いちかわこん1915~2008)監督との不倫にも踏み込んでいる。-----
出生は不運なるも美貌に恵まれて懸命に生きてきた有馬稲子女史の健闘が偲ばれて爽やかな本に仕上がっていると思った。映画女優として50本を超える作品に出演されているので、本当に人間の多様な人生を体験されているかのようで、インタビュアーの努力もあるのだろうが、全てに於いて味のある回答となっていた。-----
今井正監督の撮影のひどさについては、三國連太郎(1923~2013)が有馬稲子の頬を20回も張り飛ばして、耳の中が出血し頬は大層腫れあがったそうである。今なら今井正は馘首だろうと書いている。
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