奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その548)

2018-02-23 08:15:00 | 奈良・不比等
生駒山・暗がり峠越えの街道を南生駒に下り、矢田丘陵西麓を子供の森方面に向けて東方向に登ると、その途中の住宅地を抜けた処に第2阪奈道路の建設時に発見された温泉を利用した足湯施設がある。春秋のハイキングの季節には賑わっている。勿論、近隣の住人にも人気で、天気の良いに日には介護施設からマイクロバスで遣って来る人達で満員の事もある。席数は20人分程度なので決して広くはない。それでも地元の市の施設として掃除と湯温管理が行われているので何時行っても快適である。------
2月のこの季節は、介護施設のご老人は寒過ぎるのかお越しにならず、ハイカーも平日なら大層少ないようだ。近隣住宅地のママ友らしきグループや、年金生活世代の元サラリーマン氏が三々五々訪れている。女性陣はどのグループでも話に花が咲いているが、男性陣は一匹オオカミが殆どであり、本を読んでいたりする。-----
東北や九州の温泉地の市町村では村営の温泉があったりして地元の社交場となっている処をニュースで見るに付け、奈良県北中部の京阪神へ通うサラリーマン家庭の人々100万人の日常の社交場は貧相な公民館だけであり、使用のための制約もあり、社交場など無いに等しいとも云えるだろう。-----
このようなコミュニティ環境の宜しくない地域にとって、足湯施設や、マクドナルドのお店は時間帯にもよるがリタイア世代にとっては有難い社交場ともなり得る施設の役割を担っているように見える。-----
個人の喫茶店経営は黒字にするのが難しいようであり、地域のコミュニティになれそうでなれないのか、市町村のNPO活動の一環として地域カフェの経営などが試みられているが、そこに集いたいような魅力の形成が伴っていないから、中々にカフェの経営も難しい。プレミアムの美味しいコーヒーを出すには料金がお高くなり、親切な料金で長時間居座る客のたまり場になっても困るし、客商売は難しい。その点、マクドナルドは100円商品を存続させてくれており、社会奉仕の精神も怠りが無い。無料とまでは言わないが、市町村が場所代位は提供して、カフェの誘致をもっとしても良いのではないだろうかと思っている。
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