奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その667)

2018-06-22 08:15:00 | 奈良・不比等
「いいことを引き寄せる法則(和田秀樹著・新講社ワイド新書2018刊)」を読んだ。和田秀樹(わだひでき1960生れ)氏は、東大(医学部)卒で、精神科医、国際医療福祉大学(臨床心理学)教授であると共に多彩な活動をされている。-----
「いいことを引き寄せる法則」では、誰でも良い運を引き寄せるために出来るコツを教えてくれている。丁度、“宝くじは買わねば絶対に当たらない”とか“もてる男はマメである”などと理屈は近いのだが、努力をしつつ運を引き寄せなさいと説いている。-----
和田秀樹氏自身の場合40歳を超える辺りまで自分は運の良くない男であると認識していたそうだ。受験アドバイザーとして名を知られても、受験産業を興せたわけではなく、受験勉強本の稼ぎでアメリカに3年間留学しただけだと云う。ところが、その後、40代に入って教授職を引き寄せたり、47歳で映画監督になったり、それまで夢と考えていたことが次々と実現する事となった。それは、結局、種々な方面でその時には無駄に思える活動を続けていたことが繋がっているのだと今では分かるのだと。-----
“聞き知るは一時の恥”などとも通ずるように、何でも尻込みしていてはいけない。積極的に動きなさいとも云う。------
東大医学部で勉強もせず医局にも入らなかった変わり者だったようで教授からも見離されていた和田秀樹氏がこれだけ社会的に立派な活動をなさっているのは、本人自身の感ずる処、“運が良かった”としか言えないそうであり、その前半生を振り返ってコツと思われる事象を想い出して書き並べてくれているのだ。----
灘中学出身者であり、常人とは頭の出来が異なるのでそのコツを真似られるかどうかは疑問の節(ふし)もあるが、「いいことを引き寄せる法則」を読むとそれ程、難しいものは無く結構誰でも直ぐに出来そうなものばかりであり、最後は“幸せは気の持ちよう”のような説得まで書いてあるので、和田秀樹氏はその気にさせる名人なのかなとも思った。だって心理学者でもあるのだからお手の物とも考えられる世界だろうから。-----
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