奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その1117)

2019-09-14 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「平成批評~日本人はなぜ目覚めなかったのか(福田和也著・角川新書2019刊)」を読んだ。福田和也(ふくだかずや1960生れ)氏は、慶應大学(仏文科)卒、同大学院修士課程を修了し、現在、慶應大学(環境情報学部)教授である。文芸評論家として著書も多い。-----

「平成批評」は、令和への改元をチャンスと捉えた出版社の企画のようであり、一応書下ろしの本であるようだ。31年に及ぶ平成年間を主要な事件を追いながら思い出しながらああでもないこうでもないと御託を並べているのである。福田和也氏の言いたい放題、あるいは悪口三昧であったりするのである。読者にとっては面白い話題もあるし、そうでもないものも多い。福田和也氏は日本人が平成に至ってからというもの、昭和とは違って、自身が日本人であることを忘れてしまっているのではないかと嘆いているのである。-----

村上春樹をべた褒めしたり、そうかと思えば天皇の全国行脚や激戦地訪問を高く評価している。平成の始めに、米ソ冷戦が終結したのだが、日本の歩み方が定まっていないと、要するに日本人自身が自分で考えて、行動すると言うことがその後も含めて全くできていないと言うのだ。冒頭で、戦争を否定しては物事は考えられないと物騒なことを書いたものだから、中盤以降はお茶を濁してしまったかのようであり、教育で英語を教えるのではなくて忠節を教えよと言うのだから、福田和也氏の育ちの良さが世間の理解を阻んでいるのかと思ってしまった。ご同窓の佐高信氏がびっくりなさるのではないかと心配した。

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