奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その1086)

2019-08-15 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「科学と非科学~その正体を探る(中屋敷均著・講談社現代新書2019刊/PR誌2018.1~12の連載記事の新書化)」を読んだ。中屋敷均(なかやしきひとし1964生れ)氏は、京大(農学部)卒で、現在は神戸大学教授である。専門はウィルスやトランスポゾンの研究とのこと。-----

科学万能の時代と誰もが信じて疑わないだろうが、科学者の目で見ると、未だ未だ不確かな自然現象が多いと思うとのこと。東日本大震災の時の福島原発の事故にしても未だに正確な経緯を書き出すことは出来ないのだと、述べている。農学を専門とする科学者なので、理論物理学のような自然科学の先端の研究者でない処が、一抹の不安を抱いてしまうが、ご母堂の肝炎を治すのに“玄米菜食療法”で治癒したことからこの本を書くことにしたと巻末に書かれていたので、眉唾の箇所もきっとあると考えて注意しながら読んだ。本の内容に登場するキーワードは危ない話題であることからか面白いものが多い。“バーバラマクリントックの見た夢”、“デルフォイの神託”、“野球盤の消える魔球”、“ドイツのオットーリリエンタール”、“2011.3.3”、“科学と似非科学”、“無駄と科学”、“我が家の愚犬”とあって、どの節も面白いエッセイとなっている。

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