奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その1088)

2019-08-17 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「日産VSゴーン~支配と暗闘の20年(井上久男著・文春新書2019刊)」を読んだ。井上久男(いのうえひさお1964生れ)氏は、九大卒で、朝日新聞に入社し、経済部で自動車/電機を担当した。2004年独立し、フリージャーナリストとして活動している。-----

「日産VSゴーン」は、事件の渦中にあるカルロスゴーンについて書かれた本であり、時宜を得た出版であるが、些か早過ぎるのか、内容的には新聞記事の域を出ていない。ゴーンの野望と云った過去に類する話題はある程度結果が出ているので確からしいが、ゴーンの検察の立件/訴訟については誰が悪者なのかについて井上久男氏も断じかねているように思った。西川広人氏を始めとするゴーンチルドレンの反逆と捉えているけれど、兎に角日産は、その歴史に見る通り、前身の国策会社であった時代から今回の司法取引のように、トップを引きずり下ろす様な過激な策動が過去からあったのであり、今回のゴーンもその犠牲となっているのだろうと、井上久男氏は書きたいところを我慢しているのかなと思った。この業界でジャーナリストとして生き残るには、事件の収束がずっと先である以上このような曖昧な内容の本しか書けなかったのだろうとも思った。日産がゴーンを失った以上、糸の切れた凧状態を当分続けるしかないのは目に見えているが、司法と手を結んだ反逆の徒に経営の実力があるのだろうかと心配になるのである。そこまでの処しか描けていない本ではあるが、現時点ではゴーン事件向けの最良の新書となっていると思った。

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