奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その986)

2019-05-07 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「私は私./超訳ココ・シャネル(山口路子著・リンダパブリッシャーズ2016刊)」を読んだ。山口路子(やまぐちみちこ1966生れ)女史は、“ミューズ(音楽/舞踏/学術/文藝を司るギリシャ神話の女神)”をテーマに、様々な文筆活動を続けている。-----

「私は私/超訳ココ・シャネル」は、「ココ・シャネルという生き方(2009刊)」に続く著作であり、ココ・シャネルの言葉に絞り込んだ形式で書かれた本であり、味わい深い読書の楽しみを与えてくれる本に仕上がっている。-----

ココ・シャネル(Coco Chanel 1883~1971)は、20世紀のファッションモードを牽引し、独特のスタイルを樹立した稀有な女性であり、ファッションブランド “シャネル”の創業者として歴史に名を残している。-----

1910年、“シャネル・モード帽子専門店”を開店してより、1921年には“香水/シャネルNo.5、シャネルNo.22”を発売し、シャネルの事業は成功する。しかし、1939年より、1954年までの15年間は、第2次大戦の影響、戦後は対独協力者としての非難を浴びて、スイスへの亡命生活を余儀なくされて、ファッション界から遠ざかっていた。-----

71歳(1954)で復帰後は、87歳で世を去るまで、ファッションデザイナーとして突っ走った。-----

山口路子女史は孤児院育ちの数少ない成功者であるココ・シャネルの波乱万丈の人生をその時々の言葉で語り、読者を魅了してくれるのである。“カレーハウスCoCo壱番屋”のオーナーも孤児院育ちであると日経の私の履歴書(?)で知ったが、ココ・シャネルから“CoCo(ココ)”の字を拝借したのですね。-----

ココシャネルの100の至言の中から選ぶとすれば、“どんなつまらない本でも、必ず何か言いたいことがあり、何かしらの真実がある。くだらない小説であっても、人生経験が描かれているという意味では、名作なのだ。”であろうか。

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