風月庵だより

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大般若理趣分と祈祷札

2020-01-03 21:34:15 | Weblog

1月3日(金)晴れ【大般若理趣分と祈祷札】

新年あけましておめでとうございます。今年は喪中ですので、年賀状は欠礼しました。
除夜の鐘が、終りましたのが一日の二時で、ちょっと寝ただけで、新年の祈祷を致しました。
当寺は新年祈祷会として、檀信徒の皆さんに三が日にご祈祷したお札を配ります。そのために毎日『大般若理趣分』を毎日読誦します。この加行には作法があり、護身法には印と陀羅尼がありますが、なんとか勤めさせていただいています。私の本師はご祈祷寺の住職でしたので、常に『大般若理趣分』をお唱えでしたが、その作法について、お教えいただいたことがありませんでした。それは残念なことでしたが、雰囲気は多少わかっていると言ったらよいでしょうか。しかし、実際に自分で行じるとなりますと、全く別です。必死に毎年勤めるうちに、研修を受けさせていただくチャンスもあり、なんとか勤めさせていただいています。

しかし、『理趣分』を全文読ませていただくのに、かなりの時間がかかってしまいます。意味を考えつつ訓読文も読みますので、それから、一人一人の顔を浮かべながらお札に気を入れてご祈祷をします。今年は去年の倍のお札になりましたので、これもかなりの時間がかかります。これが終わりますと、本当にホッとしまして、最後の歓喜鈴を振るときは、本当に嬉しいです。

例年はご祈祷が終わりますと、年賀状書きをしていましたので、お正月は少しもゆっくりできませんでした。つくづく母とゆっくりお正月を過ごしてあげなかったと後悔しています。今年は喪中ですから、少し時間がありましたので、その時間を使って、曹洞宗の学術大会で発表した研究の原稿をまとめることができました。

母の旅立ちですっかり意気消沈はしていましたが、こういう時こそ自らを鼓舞しなくてはいけません。あることについて研究してみましたが、自分にとって、大変に学ぶところがありました。論文集が出版されましたら、このブログにも紹介させていただきます。

三が日は、このようなことで、過ごしました。皆様はいかがなお正月をお迎えですか。今年一年、はたしてどんなお年になるでしょうか。災害の少ない年でありますよう。一番の願いはそれですね。今朝の三時半ごろ、スマホの地震情報に飛び起きました。大きな地震ではなかったようで幸いでした。日本の大地の下は、かなりの変動があるようです。そのうち関東地方にも大地震がおきるのではなかろうかと危惧しています。

*あまりの眠気で、読み返せません。おかしいところはお許しを。

年の初めに、切に願いますのは、災害が少ないように、ということばかりです。そうして皆々様のご健康とご多幸を祈っています。



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