岡山城は戦国時代に、備前西部から美作、備中に勢力を伸ばした宇喜多氏が本拠、近世城郭の基礎が生まれ、その後小早川氏、池田氏により整備、拡張が行われたそうです。
城は基本的には梯郭式となっており、三段の城郭配置が西側の一方だけに広がる平山城。
天守閣からみた旭川
岡山城（おかやまじょう）は、岡山県岡山市北区にある国指定の史跡。
別名は烏城（うじょう）、金烏城（きんうじょう)。
官兵衛がこの城との特別の関わりは、よくわかりませんが、秀吉、家康とは深く関わりがありました。
※3/2放送の軍師 官兵衛で、宇喜田との関わりに納得。
復元の鯱ですが、天守閣から見るとなんともいい雰囲気なのです。
天守閣から後楽園方向をみる
本丸の北から東には郭の無い、防備が薄い城で、そのため近くにある、旭川の流れを変更し、天然の堀として東側の備えに利用したとされています。
旭川と岡山城
郭の代りとして、「後園（後楽園）」が築かれたともいわれており、 天守は4重6階の複合式望楼型。
※現在の天守閣は復元されたものです。
歪んだ多角形をしているため、同じく歪んだ多角形平面の天守台を持つ安土城天主や、大阪城を模したのではないかとされています。
天守閣にある記念撮影スポット
岡山城の宇喜多 秀家（うきた ひでいえ）は、大名家としての宇喜多氏は最後の当主であり、備前岡山57万石の大名。
安土桃山時代の武将・大名であり、豊臣政権下の五大老の一人で、通称は「備前宰相」。
直家の死後、宇喜多軍は信長の命令によって中国遠征を進めていた羽柴秀吉（豊臣秀吉）の遠征軍に組み込まれ、秀吉による備中高松城攻めに協力。
※ただし、秀家は幼少（9歳で家督を継ぐ）のため、叔父の宇喜多忠家が代理として軍を率いたそうです。
宇喜多直家は私の中で冷酷非情な男で最低の武将な気がしました。
6月2日、本能寺の変が起こって信長が死去。
このため、秀吉と毛利輝元は和睦することとなり、秀家はこの時の所領安堵によって備中東部から美作・備前を領有する大大名にのし上がり、大国・毛利家の監視役を務めることとなったそうです。
※本能寺の変の直後、備中高松城が官兵衛によって水攻めにされます。
元服した際、豊臣秀吉より「秀」の字を与えられ、秀家と名乗り。秀吉の寵愛を受けて、天正14年には秀吉の養女（前田利家の娘）の豪姫を正室としました。
このため、外様ではあっても、秀吉の一門衆としての扱いを受けることとなったそうです。
烏城の七不思議
宇喜多 秀家は、関ヶ原合戦では西軍の主力となって奮戦するも、壊滅・敗走。
薩摩の島津家へ逃れたものの、３年後、幕府に出頭。
死罪は免れて二人の子息、近侍とともに八丈島へ流刑されたそうです。
泉水
平成5年の発掘調査で発見された宇喜多氏築城時の石垣
●月見櫓 - 国の重要文化財、元和・寛永年間（1615-1632年）築・現存
●天守 - 外観復元
●不明門 - 復元
●廊下門 - 復元
●六十一雁木上門 - 復元
●旧天守礎石 - 移設
月見櫓（つきみやぐら）
岡山城の建物で現存するのは月見櫓と西丸西手櫓（にしまるにしてやぐら）。
月見櫓は城郭防御の目的だけではなく、月見をはじめ四季の風流を楽しむ場所として使われていました。
旧天守礎石 - 移設
■岡山城 http://www.okayama-kanko.net/ujo/index.html
岡山市北区丸の内2-3-1
電話番号 086-225-2096
営業時間 9：00～17：30 （入館は17：00まで）
休日 12月29日～31日
駐車場 無し
アクセス
岡山駅から岡電バス「岡電高屋行き」
両備バス「東山経由西大寺行き」、どちらも「県庁前」で下車
路面電車「東山行」で「城下」下車 徒歩10分ほど
姫路、岡山、鳥取城下町推進協議会 / 黒田官兵衛ゆかりの城をめぐる山陰・山陽の旅
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