3D映画を観てきたのだ

　ちょっとばかり慌しい中、上映打ち切り寸前ということで、新宿バルト９で3D映画「U23D」を慌てて観てきた。U2のVertigoツアーを最新3D技術で撮った圧巻のライヴ映画だ。ロックバンドのコンサート映画ではあるけれど、新宿だけあって小さめのハコに半分は埋まっていた。

　これが今の3Dメガネなのですな（写真下）。目から光線を発射する「X-MEN」みたいで面白いので思わず写メ。映像の中の観客が飛ばした水しぶきが本当にひっかかりそうだったり、飛び出すボノに思わず手を伸ばしてしまったり楽しい。しかし、途中から3Dのことはすっかり忘れ、ライヴに夢中になった。
　亡くなった親父へ捧げた「Sometimes You Can't Make It On Your Own」あたりで一緒に行ったN君がすすり泣き、N君の隣の見ず知らずの女性客は号泣しっぱなしであった。30年連れ添ったメンバー間から漂う「愛」が素敵だった。

　感動したので思わず声を上げたり、終演後に拍手をしたら誰もしないのでちょっと浮いてしまった。フィルムとはいえロックコンサートものなのに皆さんえらく静かに観るんだなぁと不思議に思った。お客さんの中にE・YAZAWAさんもいらっしゃいました（多分）。