綿内克幸FSP BLOG

シンガー/ソングライター綿内日記

THE CLASH を聴く夜

2006-09-08 09:01:14 | COLUMN
シナトラの次はクラッシュ・・・我ながら振り幅が「大き過ぎ」と思いつつ、でも自分の中では線で繋がっているのだ。

 世代的に洗礼を浴びていてもおかしくはないんだけれど、僕はパンクをあまり聴かないローティーンだった。どちらかというとオールドウェーヴだった。何せポール・ロジャースの様にソウルフルに歌いたかったクチであるから、NHK「ヤングミュージックショー」で見たクラッシュのジョー・ストラマーの歌は「なんて下手なのだ」が第一印象だったし、ピストルズのアルバムは「歌だけがイカレタよく出来たハードロックみたい」などとほざいていた。

 高2の時、一日だけクラッシュのコピーバンドでライヴをやったことがある。当時のバンドリーダーでドラムス担当だったwebb相方・小池雄治のわがままで急造したバンドで、彼がヴォーカル、僕はリードギターであった。

 その時初めてクラッシュにちゃんと向き合った。「London Calling」だった。パンクとは言うものの、「London Calling」や続く「サンディニスタ」はロカビリー、スカ、ファンク・・・色んなタイプの曲があって何だか面白かった。気骨があってスタイリッシュだったし、テクニックを越えた、誰にでも何かをできる自由がある気がした。

 で、なぜ今クラッシュかと言うと、某社から全CDが送られてきた、ただそれだけ。でも今向き合ってもビンビンにかっこよかった。魂の注入の後は、15日弾き語りの練習をするのだ。
コメント (10)
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