東日本大震災 現地復興支援センター

・・・真宗大谷派(東本願寺)の東日本大震災による被災地での支援・復興活動ブログ・・・

2017年10月19〜20日 名古屋教区第2組/岩手・宮城県【活動・視察】

2017-10-24 16:02:27 | 活動日記

名古屋教区第2組の災害ネットワーク研修・東日本大震災現地研修による本稱寺(陸前高田市)での活動と岩手県・宮城県の視察です。

名古屋教区第2組の方々は毎年この時期に岩手県陸前高田の本稱寺様を会場に活動を続けてこられ、今年度で4回目となりました。今回は8名の方にご参加いただきました(その他、仙台教区仏青より1名、気仙組寺院より1名、現地復興支援センターより2名が参加しました)。

今年度は、前年度に引き続き、本稱寺様の仮本堂前で炊き出しを行い、翌日は陸前高田から海沿いを南下するルートで視察を行いました。

まずは前日の18日、先発組3名(元気な男の子たち)が名古屋を車で出発し、東北別院に到着。別院庫裏で宿泊となりました。  
19日は、朝一番でレンタカーを借り、仙台市内のスーパーで買い出しを行い、後発組が東北別院に到着後、別院本堂にて開会式を行いました。開会式ではお勤めの後、名古屋教区第2組教化委員会の教化方針をみんなで拝読し、今回の活動の趣旨・理念をみんなで確認するところからスタートしました。

その後、庫裡で炊き出しの事前準備(野菜切りなど)を行い、昼食を食べ、陸前高田市に向けて出発しました。
本稱寺様に到着後、仮本堂にお参りをし、佐々木住職にご挨拶をいただいてから炊出し準備がスタート。まずはテント張りからです。当日は、雨が降るか降らないか微妙な天候であり、何よりも気温が下がってしまい意外と寒い状況であったため、今シーズン初!テントに横幕を設置しました。
今回のメニューは、五目御飯、豚汁、おでんです。おでんは、名古屋特製の味噌だれにつけていただく名物おでん!調理がスタートすると、テントの中はガスコンロやBBQコンロの熱気でポカポカ。外は寒かったのですが、半袖になる人もチラホラ。
現地復興支援センターと仏青メンバー、地元の住職さんは焼き鳥を焼きました。そんな中、やはり陸前高田です。本稱寺ご住職は、炭火でサンマを焼いてくださいました!今秋初めはサンマが不漁で身も小振りでありましたが、ご住職が焼いてくださったサンマは脂がのったぷりぷりのサンマでした。

準備が終わるころ、心配していた雨がポツポツとあたりはじめました。どれだけの方にお越しいただけるか心配しましたが、本稱寺様の門徒さんや近所の方を中心に、悪天候の中ではありましたがご参加いただきました。
今年で4回目ということもあってか、お話は大いに盛り上がりました。また、改めて皆さんのお名前をお聞きし、炊出しメンバーも自己紹介を行いました。震災から6年半の年月が流れる中で、それぞれが当時のことをあらためて語り、そしてこれからのことを語り・・・。いろいろな感情がこみあげてくる中、懇親会の時間はあっという間に過ぎました(予定時間を少しオーバーしてしまう位の盛り上がりでした!)。
その後、片づけを行い、大船渡市の「大船渡温泉」に移動し、宿泊しました。

20日の午前は、陸前高田の奇跡の一本松、南三陸町防災庁舎跡を視察しました。昨年も同じルートを通りましたが、どちらもその周辺で工事が進められており、昨年の状況をよく知る人によると昨年とは道も見え方も大きく変わっていることが驚きであったようです。その後、南三陸さんさん商店街で昼食を食べました。

午後からは、石巻市の大川小学校跡を視察しました。大川小跡では、「小さな命を考える会」に語りべを依頼し、児童の遺族である紫桃隆洋さんから震災当時の大川小学校での出来事や、震災前の大川小学校についてお話をいただきました。

大川小学校跡の視察後、女川に寄り、当時小学6年生だった女川町の子供たちが中心となり、大きな悲劇を1000年後の人々にも伝承して、後世の人々の命を守ろうと建設(その他設置を計画)された「女川いのちの石碑」の一つを視察しました。2日目は朝から晩まで土砂降りの雨でありましたが、無事にすべてを回ることができました。視察後は、新幹線で当日名古屋までお帰りの参加者を仙台駅までお送りし、その後、車で帰る組(疲れで少し元気がなくなった男の子たち)をお見送りして日程が終了しました。

今回参加の名古屋教区第2組は、東南海地震が起きた際の津波被害などが懸念・心配されるということもあり、参加者は地震が起きた際に我々が先ず行わなければならないこと、また、地震が起きる前に我々が何をしておかなければならないのかということを真剣に考えられています。大川小学校の視察の際に紫桃さんが話された「ほんと、近くのここまで逃げて来るだけで命は助かっていたかもしれない」という言葉。実際の災害の際には、その場での小さな何気ない判断がいのちを大きく左右するということをあらためて感じたことであります。

現実に東日本大震災のような津波災害が起こらないことが願われますが、必ずまたどこかで発生することは防ぐことができません。私たちはこれからも被災地の声に耳を傾け続けなければならないことを強く実感させられた活動となりました。


「小さな命を考える会」ホームページ
http://311chiisanainochi.org/

 

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