白雲稲荷社跡をおよそ1ヶ月ぶりに訪れました。
左側に祠が見えますが、これは東ノ庄田越地区の守神「夕賀様」です。
まだ人が歩いている形跡はあります。
参道の手入れをする人は誰もいません。
私のお気に入りの場所にたどりつきました。
ここで5秒間ほど鼻で息を吸い10秒間ほど口で吐き出す腹式呼吸を10回ほどくり返しました。
室積で生まれ育って幸せだなという気分になります。
神殿跡まで、軽装では行けなくなりました。
下の写真は昨年12月22日のものです。
1年間放置すると雑草の繁殖も旺盛です。
竹も伐採して眺望をよくしたいです。
長門市にある元乃隅稲成神社は、新しい稲荷社ですが、今では日本の風景を代表する世界的に注目をあびる神社となりました。
昭和時代には、赤松に囲まれ峨嵋山・御手洗湾を望む「室積の白雲稲荷社」も、元乃隅稲成神社以上に美しい場所だったと思います。
昭和50年代以降、室積から人の流れが途絶え、光市の奥の院と化すようになってから、室積の白雲稲荷にも人の流れ・崇敬者が途絶えていきました。
今年一年間の顛末を見るにつけ、このまま放置すると山林に戻っていきます。
このまま荒れ果てるのを見るのも忍びないので、ボランティア仲間(といっても一人しかいませんが・・・)を参道整備を再開しようと思いました。
光探訪かるたの売れ行きも今一つということもあり、つくづく、次の言葉の重さを痛感しています。
「古里の歴史を風化させることなく、子孫に伝えていこう。歴史は伝えなければ確実に風化する。」