買ったら全部聴け

買ったきり聴かないCDの山。
辿りつけるか完全ディスコグラフィー。

運命の歯車

2006年01月23日 | 買ったら全部聴け
問題は書かれたことじゃなく、むしろ「書かれなかったこと」に真相が潜んでいる。 「ある」か「なし」か?「白」か「黒」か? 単純な二者択一で、話を歪めるから《こと》の本質を見誤るのだと・・・ 「パッサカリア」または「シャコンヌ」はバッハ以前に完成した形式。 低音のテーマの上に、そのテーマに基づく変奏を重ね合わせるという、元々はダンス音楽の変種だった。 ほぼ半世紀おきにこのスタイルの名作は登場する。 . . . 本文を読む
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世の終わりのための四重奏 

2006年01月16日 | 思想膿漏
高校3年の夏、受験生の分際で夏期講習にも通わずバイトに精出した。 旅に出るためだった。 理由などなくて、ただ独りになりたくて汽車に飛び乗った。 サロベツの原野の夜明けを鈍行が走る。 車窓から海上に突き出た利尻富士を眺めていた。 無邪気にセンチになっている自分に半分呆れながら、 防波堤のたもとの食堂でまずいカレーを食う。 呪いの言葉もむなしく、稚内からのフェリーはロデオの馬みたいに暴れまくり 船 . . . 本文を読む
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偽造ブランド

2006年01月02日 | 買ったら全部聴け
今年のウィーンフィルのニューイヤーコンサートはマリス・ヤンソンスという渋い人選だった。 辛辣に言えば、彼を起用するのも《見過ごされた巨匠》発掘という名の『落ち穂ひろい』の一環かも知れない。 去年のバイロイト音楽祭の開幕では重要なプログラム『トリスタンとイゾルテ』に初の日本人、大植英次(ルー大柴に似てるなあ)が起用されたりしているから、とにかく皆がスターを欲しがっている感が強い… ヤンソンスが指 . . . 本文を読む
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