脚下照顧

いつかあの空の彼方へ

誰のものなのか

2008年06月21日 | Weblog
調査捕鯨と偽って漁をして持ち帰った鯨肉は誰のものなのか?
調査捕鯨には税金が100億円も使われている、と、逮捕された彼は主張していた。
グリーンピースの発表では年間5億円で20年にわたっている、と。
ホームページ上で公表されている農水省の下部組織の報告書から約年間10億円と見る方も。
家族のお土産として持ち帰った男、それがご褒美だと言っていた元乗組員は横領、これぞ私利私欲のための盗み、窃盗。
監督官庁、財団法人、企業は得意の税金泥棒。

裏金づくりをしている役所に、夜忍び込んで、証拠の書類を持ち出す。
これって窃盗罪で捕まえるべきなのか?

だが、考えるべきはカネの問題ではない。
日本人が行っている捕鯨は醜悪、愚かで野蛮な虐殺。
伝統でも文化でもない。

右翼にのせられている動物が多いのだなあと改めて感じる。
この件に限って早々と反響、蒙昧な台詞が来た。

教育水準を比較すればこの国では予算も人員もきわめて潤沢なのに、
洗脳教育によって企業が使い捨てやすい人材がいまだに大量生産されているが、
人や社会が良くあるために備えるべき常識を身につけている人が少なく、
論理的な思考が一般的でないのは、「個」を尊重できないが故だろうか。

気づいている人も極まれなのだなあ、と思う。




グリーンピース、改めて「犯罪にあたらず」 鯨肉事件で(朝日新聞) - goo ニュース