ようこそ!フレンチレストラン『イル・ド・フランス』の泉英晴です。
シェフの一言
Surprise! Who am I ?

先日「Surprise! Who am I ?」この書き出しで英文のメールがレストランに飛び込んできた。42年前、私がスイスからパリに送った絵葉書も添付されている。
驚いた、間違いなく私の筆跡だが、誰に出したものなのか全く思い出せない。
それで何処で出会ったのか、もう少し詳しく知りたくてメールをかえしてみた。
直ぐに、その記憶を呼び起こすのに時間はかからなかった。パリで知り会い、私が働いていたレストランで食事をし、デザイナーであったことなど詳しく書いてある。
そして、20代後半の私がこの女性に何を語っていたのかここで知った「フランス人シェフからもらった料理ナイフを宝もののようにしていた、将来、自分のレストランをもつこと」などのようだ。タイムスリップして1970年代の自分に戻ってしまっていた。
さて、彼女のことだが、オーストラリア人と結婚して二人の子供に恵まれていることなど、幸せであることがメールから読み取れる。
私はこの文章に感動した。とても嬉しい。
First of all I congratulate you for achieving your dream ( it is already over 30 years you have your restaurant ).
そのレストランは9月26日で34周年を迎えるが、この次は私の料理と彼女が出会えることを願っている。
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ル キュイジニエ

今年受け取った年賀状の一通に、北海道旅行に行く予定と走書きしてある。
40年前、パリのレストランで一緒に働いた料理人からであった。
早速、いつ札幌に来るのかと電話をしてみると、6月の上旬とのことだった。
ついでに料理の予算もきいてみるが、なかなか決まらないので私が「うちの料理美味いよ」と云って、彼からの返答を待った。
「え」「美味いなら、幾らでもいい」との返事が返ってきた。
彼も料理人としてその言葉に「カチーン」ときたかもしれないが、私も同じく「カチーン」ときた。「料理人の舌ぐらい満足させてやる」との自信があって発した。
料理人同士の意地というか、プライドの表れなのか往々にしてよくある会話だ。
それとは別に、彼と会えるのも楽しみだった。
一品目「一口前菜にしては、量が多いね」「少なくないと食べきれないかもしれない」との感想、だが、私のお任せ料理を続けて出した。
夫婦の会話が少なくなり、厨房に戻ってきたすべての皿のソースが一滴も残っていない。
食事が終わった。「いろんな店に行ったけど、自ら美味いよと言ったひと初めてだよ」とのお言葉。
ようやく、料理談義に花が咲いた。
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