ようこそ!フレンチレストラン『イル・ド・フランス』の泉英晴です。
シェフの一言
イングランド

1974年、ロンドンに滞在。大英博物館近くにあるホテルセンターで働き始めていました。
ドイツ人シェフ、いろんな国の人からなるホテルのスタッフ。
特にフィリピン人がよく英語を教えてくれたり、パーティなどに招待を受け、
いつもあたたかく手を差し伸べてくれた。
人と人との温かみを与えてくれたあの仲間にもう一度会いたい。
実は学生時代、ラグビーの魅力にハマっていました。
ユニオンでクラブチームを紹介されて、毎日夜間練習に参加、試合にも出場してましたが、シーズンが終わるとともに、気の向くまま、風の吹くまま流されて旅に出ました。
『太陽がいっぱい』、『カサブランカ』、『アルジェの戦い』、『ローマの休日』と、その国を廻っていました。
風は再びスイスへと追いやりました。
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スイスのホテルにて

スイスとオーストリアの国境近くに位置するFlims-waldhausの小さなホテルが、料理修業の出発地点であった。
ここのホテルのオーナーシェフ、ハンスは無口で職人派のシェフで
仕事に対して厳しくしつけられた。
ある日、シェフに一度だけ聞いたことがある、
「よい料理人になるには」と。
「旨い料理をたくさん食べて舌に記憶させること」と返ってきた。
楽しみは日本からの手紙であったが、その中でいまだに印象に残っている一通を紹介したい。
粉川忠さんからの手紙である。
文豪ゲーテに惹かれ、書籍、資料収集、研究に一生を捧げ、私財を投じて東京ゲーテ記念館を設立した方で、阿刀田高の小説「ナポレオン狂」「夜の旅人」の主人公のモデルになっています。
手紙には、「昭和生まれの男は案外意気地なしだとしみじみ悲しくなります。(男十志を立て郷関を出ず)
その心の裏にはどんな艱難でもやってこい。おれは絶対まけんぞの鉄の決意があったものです。
あなたの場合、初戦がかんばしくないからといって兵をまとめて退く将軍のようなもので、あきらめがよいと申すのか、それとも意地が無いと申すのか、不甲斐なく感じます。」とありました。
しかし、逃げ出しました。
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