「北国の詩」

先日、小包を開けると本と走り書きした原稿用紙が入っていた。
「泉英晴さん、お元気ですか。腰を痛めたとのこと心配です。
私の最後の本を送ります。英晴さんの本(北海道ラグビー物語)の書評が載っています。すでに見せましたが。
―中略―
私は五月で九十歳。もう本作りはむりです。あと何年生きれることか。
近くイル・ド・フランスで、井上さんと二人で打ち上げのディナーをします。
日時が決まったら井上さんから予約をいれさせてもらいます。
その時は腕をふるつてください」
こんな内容だった。

その文面から何か熱いものを感じてしまう。
すでに足の痛みから解放され、厨房にカンバックしている私。
そして、電話が鳴った。
「4月22日、二名ディナーの予約したいのですけど」
先生と再会できることがうれしい。
世界でここだけの料理が皿の上に表現できる。
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