年輪を重ねて40年

石窯のなかで「パテ・アン・クルート」が焼き上がった、薪の香りが食欲をそそる。
レストランを開店して足かけ40年、長がかったとは思わないが、何かその年輪に重さを感じてしまう。
多くのお客様に支えられ、ここまできたことを忘れてはいない。
とりわけ「来店100回のお客様たち」には、どのように表現したら良いのだろうか。
「料理の力」は凄い、との言葉しか見っからない。
フランス人マダムは「どうしたの、こんな美味しいレストランを続けて」とのメッセージがノルマンディーからも届けられた。
自ら厨房に立ち続け、ここだけの料理を皿の上に自己表現できることがうれしい。
世界でもっとも幸せなシェフであることに気がついた。






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