廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★村八分 「草臥れて」 MURAHACHIBU 1971

2007年07月15日 | J ROCK MASTERPIECE
 
で、こちらが発売開始後に裁判沙汰になって見事、発売中止⇒廃盤となった旧規格オリジナル盤の 『草臥れて』 です。中古市場では、以前はこれも帯付き美品で軽く一万円以上のプレミアは付いておりましたが、今じゃ市場価値も急下落でしょうね、きっと(泣)。

リマスター再発されたのは嬉しいと思える反面、廃盤コレクターにとっては「ああ無情」と、やはり悲しい面があるのも事実です。でも、これはこれで記念になるので、僕は手放しませんけどね(笑)。あのザラザラとした旧規格盤の音の質感、リマスター化されて音質が極めてクリアになった再発盤では味わえないものです(強がり、苦笑)。

ジャケットデザインに関しても、僕にはこのなんとも無機質で、いかにもマイナー路線のインディーズ盤でござい、という感じのこの旧規格盤の方に軍配を上げますね。やはり村八分の 『草臥れて』 はコチラでしょ(苦笑)。帯に書かれていたキャッチコピー「俺の事 解かる奴いるけ?」も、購入した当時は頭をハンマーで打ち抜かれた如くの強烈な印象を植えつけられましたし。衝撃を受けた度合はリマスター再発盤とは比べるべくもありませんね。当時の販売価格は2300円でした。


◎村八分 『草臥れて』 (GATOR WOBBLE RECORDS, GWCD9105)

01. どうしようかな
02. のんだくれ
03. くたびれて
04. 操り人形
05. ドラネコ
06. アッ!



※本作品は、村八分結成時のメンバーによる唯一のスタジオ録音である。ライブ盤未収録の名曲「くたびれて」をはじめ、チャーボーが悪魔を演じてみせる「操り人形」、京都弁のイントネーションが不思議なユーモアを感じさせるロックンロール「どうしようかな」、ヴォーカルとギターが盛りのついた二匹の野良猫となって交尾する「ドラネコ」、他全6曲。ムダを極限まで削り落とした山口冨士夫のギターをバックに、ボーカルのチャーボーがロックと日本の風土をダイレクトに混血させた「ひらがなロック」とでも呼ぶべき表現を展開する。平均年齢19.6才の5人によってたった一日で録音された本作品は、初期の村八分の真価を伝える唯一の貴重な記録であるだけでなく、黎明期の日本のロックの頂点をなす作品であり、正に日本のロックの原点といえる。(※帯裏文より転載)






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。