少し前になりますが、今年9月に発売されたカルトGSコレクションの最新作がこの『日活編~麻生レミ、フラワーズ』です。内田裕也氏が参加しているフラワーズの別音源が聴けるというだけでも即買いのアイテムですが、本作の目玉は何といっても麻生レミ嬢のソロ名義曲が収録されている点だと思います。いまだに麻生レミ嬢のソロアルバム(※陳信輝氏参加の名盤!)の廃盤状態が続いている現状を考えると、本作の初CD化は両手を挙げて歓迎するぐらいに快挙ですね(苦笑)。拍手パチパチ級の「レア盤認定」です!!税込価格2625円でした。
日活映画用のオリジナル・テープから収録された音源は、同じ曲であってもすべて公式発売されたレコードとは別バージョンのもので、貴重なことこの上ない音源集であります。かなり懐かしい曲ばかりですが、麻生レミ名義の曲はすべて初めて聴いた音源でしたし、フラワーズの音源も全部、別バージョンでしたので、いやはや正直なところ驚きの連続でした(苦笑)。
そのほか、ワイルド・ワンズやモップス、ブルー・コメッツ、ヴィレッジシンガーズなどの曲も収録されております。どの曲も激レアなことは間違いないと思いますが、そんな中でもブルー・コメッツの「ブルー・シャトー」は聴き慣れたオーケストラのないメンバーだけの演奏が収録されておりましたので、実に新鮮でしたね。カルトGSという意味では、やや場違いな収録であるという感じもしましたけど(笑)。
この手の音楽が好きな人には垂涎の一枚だと思いますので、是非聴いてみてください。たぶんマニアな人ほど、聴けば聴くほど驚きの連続だと思いますよ!!
◎カルトGSコレクション 『日活編~麻生レミ、フラワーズ』 (Solid, CDSOL-1145)
01. ラスト・チャンス(フラワーズ)
02. ウィ・アー・フラワーズ(フラワーズ)
03. つかの間の恋人たち(麻生レミ)
04. 君恋し(フラワーズ)
05. 愛の真実(麻生レミ)
06. アキラメ(麻生レミ)
07. 土曜の夜何かが起きる(黛ジュン)
08. リトル・ロビー(ジュディ・オングとヤング&フレッシュ)
09. ラスト・チャンス(inst) (フラワーズ)
10. 青空のある限り(ワイルド・ワンズ)
11. ベラよ急げ(ザ・モップス)
12. 朝日よさらば(ザ・モップス)
13. PS-102-2 DISCOTIQUE (フラワーズ)
14. 青い瞳(ブルー・コメッツ)
15. ブルー・シャトー(ブルー・コメッツ)
16. 甘いお話(ブルー・コメッツ)
17. 君を求めて(ヴィレッジ・シンガーズ)
18. バラ色の雲(ヴィレッジ・シンガーズ)
この手のコンピは最近は再発でもあまり話題にならないのですが、僕らにとっては超話題でした(笑)
こうなりゃあ、コンプリート麻生レミなんかリリースしてほしいくらい。
MOVIE VERSIONは日本ロックのお宝ですもんね。
やっぱり何回でも叫びたい「内田裕也大全集」リリース!(笑)
こんばんわ、こちらこそコメント感謝です!!
今回のカルトGS盤は、マニア度全開でしたね~。
まさか「麻生レミ」で攻めてくるとは予想だにしておりませんでしたので、
収録曲の驚きと共に喜びも5割増でした(苦笑)
念願の「内田裕也全集」リリースですが、
ボーナスディスクにはフラワーズ関連の特典映像も
是非収録してもらいたい今日この頃です!!
できれば、城アキラ(ジョー山中)さんと石間秀機さんが
ゲスト参加している時のお宝映像があればサイコーなんですけどね~(笑)
拙ブログにお越し頂き有難うございました。
「GS」は私も大好きであります。
日本の若者すべてが熱狂したムーブメントでしたので、優れたバンドがたくさん生まれたのも当然という気がします。
今から考えると、内田裕也の功績は大だったなと、
感じます。特に「モップス」や「カップス」などは今のそのへんの日本のバンドよりも優れていると感じます。
こちらこそ、はじめまして!!
コメント及びトラックバック、どうもありがとうございました。
ニューロック黎明期における内田裕也さんの功績というのは、
日本のロック界を語る上では絶対に欠かせないぐらい大きいと僕も思います。
以前、CharさんもどこかのライブのMCで、
将来、日比谷野音には内田裕也さんの銅像を建てるべきだよ、
と発言していましたね(ジョークでしょうけど、笑)
麻生レミの音源は映画 “恋のつむじ風” の中のものですよね。
でも他もレア音源なら購入しようかなぁと、このサイトを見て思いました。
ええ、この発掘音源CDには僕も驚きました。
まさかこんなものまでリリースされるとはね(苦笑)
この手のアイテムは初回限定で、一度廃盤化されると
なかなか手に入らなくなることが多いので要注意です!!
この麻生レミの歌は、映画から録音してお気に入りだったんです。だからCD化は嬉しい限りです。映画では同じ つかの間の恋人たちがブルコメも歌っていますが、それが入ってないのが唯一の心残りです。
ここ数年、マニア向けのCDが出ていますよね。いわゆるお宝音源。僕はもうGS関連は全部集めてしまって、集める音源がなく退屈な日々でしたが最近は、またまた収集に燃え出しています。ここに紹介されたCDは廃盤になると入手不可になりそうなので近日購入してきますね。
また何か紹介してください。
いえいえ、こちらこそご丁寧にコメントありがとうございました!!
麻生レミさんといえば、ブログ記事内にも書きましたが、
陳信輝さんがゲスト参加している海外録音のセカンド・ソロアルバムが
いまだ未CD化のままですよね。
某中古盤店でアナログLPは見つけましたが、やはり現在ではリマスターCDで
聴いてみたいというのが心情です。できればボーナストラック付きで(苦笑)。
そういえば、内田裕也とフラワーズのアルバムも来月、どうやらリマスター紙ジャケ化で
再発決定したようですので、まだまだ期待は捨てておりません。
祈願!麻生レミのソロ・アルバムCD化!!
彼女の歌声を聴きたくて・・大好きでした。