先週末に購入しておいてすっかり読むのを忘れていた(苦笑)レコード・コレクターズの最新号です。表紙はピンク・フロイドの『狂気』をアレンジしたものですね。熱狂的なフロイド・ファンの方ならばいざ知らず、僕はほとんどフロイドの作品を聴いたことがありません。そりゃ、有名な『原子心母』(←漢字合ってましたっけ?そんな程度です、笑)やスノーウィ・ホワイトが全面参加している『アニマルズ』は聴いたことがありますが、それ以外に関しては食わず嫌いといいますか、なんとなく食指が動かなかったのも事実。よって、レココレ今月号を購入したのはピンク・フロイドの記事目当てではなく、サブ特集であるシーナ&ロケッツ特集の方なのでありました(TKさん失礼致しました、苦笑)。
鮎川誠氏の最新インタビューに加えて、シーナ&ロケッツの全アルバムガイド、それにボーナス頁として見開き2ページのみというのが圧倒的にボリューム不足で隔靴掻痒の感は否めないのですが、鳥井賀句氏による「サンハウス」の解説も掲載されております。
同誌においては日本人ミュージシャンの特集取扱い頻度は最近増えてきたとはいえ、まだまだ少ないというのは実感しておりますね。せいぜい大滝詠一の『ナイアガラ・ムーン』やシュガーベイブが巻頭特集に取り上げられたのが関の山といったところでしょうか。今回の「サンハウス」や昨年、驚愕の未発表音源満載のボックスセットが発売された「村八分」、それに断続的とはいえ相変わらず精力的な活動を続けている「頭脳警察(PANTA)」の特集など、そろそろ付け焼刃的な解説記事ではなく巻頭特集などで大々的に取り上げられてもいい時期ではないかと思うのでありますが、皆さん、いかがでしょうか?
今月号、一瞬2冊いってやろうかと思いました、止めましたけど。
たまたまダイカンの72未完成狂気ツアー音源楽しんでたのでタイムリーでした。
鮎川さんのコステロの話面白かったですね。
私が初めてシナロケ観たのは、多分ニューイヤーだと思うのですが、あのメガネはコステロ狙いと思いました。
ダイカンの77ドイツEC、これは内容音質バッチリでした。
『吹けよ風、呼べよ嵐』『アナザーブリッキングインザウォールpart2』
↑こんな感じで凄い名曲だなと感じるのもあれば
退屈で聴いてられない曲もあります。^^
シナロケのライブアルバムで山口冨士夫が参加してるのがあるんですが冨士夫のギターがほとんど聴こえないクソ盤でした。
NYRFの顔ですね。今後も活躍してほしいです。
日本のバンド特集だとまともな本はロック画報しかないんじゃないでしょうか?
マイナー雑誌で近所の本屋には置いてありませんが。^^
こんばんわ~、毎度です。
本日、ニール・ヤングの新作を買いに西新宿へ結局行って来ましたけど、
ついでにマウンテンとロビン・トロワーの新作ブートも見つけてしまいましたんで、
オススメの77年独クラプトン盤は次回以降に持ち越しとなってしまいました、相スミマセン(苦笑)
鮎川誠氏のメガネ、たしかに一時期コステロ風のメガネをかけていたことありましたね、たしかに。
云われてみて納得の懐かし情報でありました(笑)
フジオさん>
シナロケのライブ盤、そう山口冨士夫氏が参加していましたよね。
中央に仏像が立ったジャケットになっている、ちょっと不気味なデザインの奴でした。
スタジオ録音でもその前作の『ギャザード』に山口冨士夫氏は参加していましたよね。
冨士夫氏のギターを堪能したいのであれば、こちらのスタジオ盤の方がイイかもしれません。
日本のロック記事に関しては、たしかに『ロック画報』が現在、最高峰に位置しているかもしれません。
記事特集といい、オマケのCDといい、ついでに値段もいいのですが(笑)
大滝ナイアガラ関係やハッピー・エンド関連では何回出たでしょう?山下達郎も何度も会ったような気が。
GSでは一回、スパイダーズも一回あったか。
まあ、彼等(アーティスト)責める気はしませんが、雑誌側にはもうちょっと他の60~70年代の日本人に目を向けてもらいたいです。
ゴールデン・カップスはあれだけの大きなプロジェクト(CD、ライブ、DVD、映画、イベント、本)をやっているのに一回もないですよね。
すべて、CDの発売のシフトに合わせて特集や記事を組んでいるんでしょうけど、ちょっと淋しい話です。所詮、雑誌の半分以上の機能は広告媒体なんですかね。
ちょうちん記事の少ない雑誌です、だからこそ偏るんですよ。
ロック画報は関わってるヤツが昔の知り合いだったりするんで、それなりに楽しめます。
ただ、CD付けるようになってからは高くなりすぎて、毎回買うには勇気がいります。
ご指摘のとおり、日本人ミュージシャンに対する記事としての取り上げ方には
たしかに偏りはありますよね。
差別があるとは云いませんが、所詮、雑誌経営も売れてナンボな訳で、趣味だけで作る訳にはいかないのでしょう。
元々、レコード・コレクターズ誌自体、洋楽中心の雑誌だった訳で
いまだに「なんで日本人ミュージシャンの特集なんか載せるんだ」という
否定派といますか、保守派の旧来読者が多いのも事実だと思います。
あれだけ世間を賑わしたカップスの記事が巻頭特集として取り上げられなかったのは、
今となってみてはたしかに不可解な要素ではありますが
細かなバラ記事としては何度となく掲載されていた気がしますので、
まったく無視していた訳ではなかったと思いますね。
ま、編集方針と合わなかったのか、記事の書き手が集まらなかったのか、
カップス側が取材協力に「ノー」と云ったのか、
それとも出版社サイドが「この巻頭企画じゃ売れない」と判断したのか、
いずれかの理由で見送られたんじゃないかなと推測しておりますが、真相は闇の中ですね・・・。
TKさん>
記事の掲載号が新作リリースや来日公演に合わせて取り上げられるというのは
ミュージシャン側の都合もあると思うんですよね。
プロモーション時期に重なれば取材対応もいいはずですし、
相乗効果で雑誌も通常号よりも売れる可能性があるとすれば、
やはり同じ時期の掲載号になる確率は高いんでしょうし。
その点、我が道を行く編集方針を貫いている『ロック画報』は僕も賞賛しております。
あそこは雑誌を作っているというより、隔月刊のCD付き特集単行本を作っている
という感覚なんじゃないでしょうか。
値段も読み捨てにされる雑誌の値段じゃないですしね(笑)。
編集方針といえば、昔、渋谷陽一氏が編集長を務めていた時代のロッキング・オンは面白かった。
あの雑誌こそ我が道を行く路線で、毎年新年号は話題があろうとなかろうと
絶対に表紙は「レッド・ツェッペリン」だったことを思い出しました(笑)。
そういう唯我独尊で頑なな編集方針を貫ける公的雑誌って、少なくなってしまいましたもんね・・・。