今回もエリック・クラプトンがゲスト参加しているご機嫌なアルバムを取り上げることにしましょう。少し前のリリースになりますが、2004年に発表されたブルースの大御所、ヒューバート・サムリンのソロ・アルバム『ABOUT THEM SHOES』です。
このアルバムでクラプトンは1曲目「I'm Ready」と8曲目「Long Distance Call」の2曲に参加しておりますが、コレがまたいいのなんのって!!とくに1曲目なんてアルバム冒頭からクラプトンのギターとヴォーカルで始まってしまう訳ですから、一瞬誰のリーダー作品だったのか判らなくなってしまうぐらい、クラプトン色の強い演奏曲に仕上がっております。よって、説明の必要はないと思いますが、クラプトン・ファンであれば決して避けて通ることはできないブルーズ・アルバムである、ということも出来ますね。もちろん、皆さんはすでに抜かりなくチェック済みですよね?(笑) え、万が一まだの人がいたら、今すぐ入手して聴いてくださいよ~、本盤は聴いておかないとマズイっすよ。頼みますから(苦笑)!!
クラプトンのほか、ストーンズのキース・リチャーズも3曲でゲスト参加しておりますので、こちらも要チェックですね。これぞ必携・必聴のオススメ盤ですヨ!!
◎HUBERT SUMLIN 『ABOUT THEM SHOES』 (TONE-COOL/ARTEMIS)
01. I'm Ready ( with Eric Clapton )
02. Still A Fool ( with Keith Richards )
03. She's Into Something
04. Iodine In My Coffee
05. Look What You've Done
06. Come Home Baby
07. Evil
08. Long Distance Call ( with Eric Clapton )
09. The Same Thing
10. Don't Go No Farther
11. I Love The Life I Live,I Live The Life I Love ( with Keith Richards )
12. Walkin' Through The Park
13. This Is The End,Little Girl ( with Keith Richards )
クラプトン参加音源も、アレ?というのがたまにありますが、やはりブルースミュージシャンとのマッチングはかなりいいですよね.大変失礼ながら、クラプトンが参加するとしないとじゃ売り上げも違うでしょうから(そんなに違わなかったりして苦笑)、どんどんクラプトンに参加してもらって熱い演奏を聴かせて欲しいですねぇ~~~~~.
本作だけリリースは少し前に遡っちゃうんですけど、
でもコレは大当たりの作品だったと思います。
ヒューバート・サムリンのアルバム自体、本作で初めて購入した訳ですが、
こういうのをきっかけにして好きなミュージシャンが増えて行くっていうのは、
音楽業界にとっても非常に大事な戦略のひとつですよね。
理由がクラプトン参加であれ何であれ、そういうきっかけがなければ
一生聴かずに終えてしまうミュージシャンの数だって膨大に存在する訳ですから、
例え入口が邪道だったとしても新しいファン層を開拓できれば
結果オーライなんじゃないでしょうかね。
そういった意味でも、クラプトンにはこれからも
ジャンジャン他人のアルバムに参加してもらって、
新しいファン層の獲得に貢献してもらえれば、僕も嬉しいですね。
あまりゲスト参加作品だらけだと懐がもたないのが悩みの種でもありますが(苦笑)