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北朝鮮のスポーツ-南北統一チームと美女応援団

2018年01月09日 19時51分01秒 | ニュース
平昌オリンピックを控えて、北朝鮮の参加について南北会談が行われるなど慌ただしい動きがテレビでも報道されているが、北朝鮮のスポーツというと個人的にはいつも下記の二つの出来事が懐かしく回想される。

1 第41回世界卓球選手権千葉大会 1991年5月
 
当時名古屋に住んでいたが、この大会のためにわざわざ千葉まで出かけた。この大会では韓国と北朝鮮が南北統一チームとして参加し、女子団体戦で統一チームがなんと決勝で中国を破って見事優勝を飾ったことが話題となった。決勝の時の会場の盛り上がりは想像を絶するものであった。国旗ではなく統一旗が印象的であった。

この統一チームでの参加は、卓球の名選手・役員として有名な荻村伊知郎さんの精力的な努力によって実現したものである。当時としては、劇的な出来事であったことから、韓国では、1991年にそのストーリーが「ハナ奇跡の46日間」(英語タイトル KOREA)として映画化され、翌年日本でも公開された。

さらに親近感があったのは、優勝した女子統一チームのコーチが大韓航空のコーチのLEE Yoo Sung というインターライン卓球大会で何度も会ったことのある人物であったからである。当時、大韓航空は韓国リーグで3番目位の実力のあるチームで、そのトップ選手は、ルフトハンザ航空のメンバーと結婚し、その後ドイツのブンデスリーガのプロ選手になったほどで、そのコーチが統一チームのコーチとして抜擢されたのも頷ける。

●「ハナ奇跡の46日間」の映画の予告編: 2分18秒

https://www.youtube.com/watch?v=v8mkz_s6DsI/ 

映画シーンの一部: 10分55秒

 https://www.youtube.com/watch?v=hUaGWdPy6i8

実際の映像: 8分47秒

 https://www.youtube.com/watch?v=2O0XRp71Y5c


2 第16回アジア陸上競技選手権大会 2005年9月

韓国のインチョン(仁川)で行われた陸上のアジア選手権に北朝鮮の選手が参加したが、その応援に噂の美女応援団が多数インチョンにやってきた。100人近くいたのではないかと思うが、10数人の若いあんちゃんが応援団席の周りをボディガードしていた。印象的には、メンバーの平均年齢は15~18才位と思われ、若くピチピチして可愛いい感じの娘が多かった。帽子、シャツ、パンツから靴まで全員お揃いのユニフォームを身に着けていたが、どれにもナイキのロゴが付いていたので、ナイキが提供したものと思われる。

スタンドでの応援の際は、タンバリンやうちわ等いろいろな小道具を使っていたが、練習の成果かよく揃っていた。北朝鮮選手が競技していない時は、スタディアムの外で整然と歌や踊りを披露していた。とにかく美女軍団の生の応援や歌や踊りを見ることができたのはラッキーであった。また、その美女応援団の中に、李雪主(リ・ソルジュ)という金正恩総書記夫人がいたということで一時マスコミを賑わしたことも記憶に新しい。

政治的にいろいろ問題があっても、スポーツの世界だけは仲良くしたいものである。卓球はピンポン外交といってまさにその象徴ともいえる。スポーツ交流を通じて、世界が平和の方向に向かうことができればと願うばかりである。

今年の平昌オリンピックに北朝鮮選手が参加した場合、テレビを通じてあの美女応援団をまた見ることができるかもしれない。当然ながらメンバーもすっかり代わっていると思うが、楽しみでもある。

 写真はアジア陸上競技選手権での美女応援団の模様

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