浪漫飛行への誘(いざな)い

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世界陸上雑感

2017年08月13日 17時17分58秒 | スポーツ
ロンドンで行われている世界陸上がTBSで独占放映されているが、マラソンも駄目だったし、日本選手の活躍がないことや時差による放映時間の関係で、今ひとつ盛り上がっていないと感じていたが、ここに来て短距離で、サニ・ブラウン選手が7位入賞、4x100mリレーで日本チームが銅メダル獲得という思わぬ好成績により終盤で盛り上がりを見せた。また、50k競歩でも銀と銅の複数メダル獲得という快挙を果たした。

ウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)のラストランということで、その走りに注目していたが、100mでは銅メダルに終わり、リレーでは途中棄権という予想だにしない結果となった。日本でも人気のあるボルト選手のトラブルのおかげで日本チームが銅メダルを獲得できたいうのも皮肉な結末であった。各選手の持ちタイムからしてメダルはとても無理と予想していたが、バトン渡しが上手な日本のまさにチームプレイの成果ともいえる。早起きして久しぶりに興奮してレースの生中継を見た。

世界陸上は、仕事の関係で、1999年から2007年まで5回生観戦の経験があるが、やはり目の前で見る生のレースの感動は、テレビで見るのとは雲泥の差がある。 コンサートであれ、スポーツ観戦であれ、臨場感がまるで違うのである。経験のない人がいたら、好きなスポーツの生観戦を強くお薦めする。

世界選手権やオリンピックのような国際試合の場合、世界のレベルとの格差により、日本の成績が芳しくないことが多く、陸連幹部や強化・コーチ陣の責任体制がよく話題に上る。今回もメダルがゼロでは責任体制が必至かなとも感じていたが、リレーの銅メダルによって救われたといえる。

過去に、マラソンの選考基準のトラブル等でマスコミからもよく責められていたが、選考された選手の活躍でいつも救われていたのも事実である。今回も何とか面目を保った感があるが、放映時間帯が悪かったこともあり視聴率があまりパッとしなかったのではないかと危惧する。

陸上競技はヨーロッパでは大変人気のあるスポーツで、世界陸上も2年に1回開催されているが、ヨーロッパ開催とヨーロッパ以外(アメリカ・アジア等)開催とを交互にやってほしいという暗黙の了解があるようである。今回のようにロンドン開催だと日本はいつも真夜中の中継となってしまう。ヨーロッパ各国にとっては、ヨーロッパ以外での開催だと同じ問題を抱えることになるので、陸上の盛んなヨーロッパの言い分もよく理解できる。

また、世界陸上のスポンサーの多くは日本の企業である。ゼッケンスポンサー(一番お金を出している)は、男子は TDK 女子は TOYOTA で、SEIKO ASICSもスポンサーとなっているようである。ゼッケンスポンサーは選手のゼッケンに表示されているため露出が極めて大きい。国際陸連の広告代理店も電通で、その他のスポンサーも日本企業が多く国際陸連は日本に足を向けて寝られないといえよう。
コメント
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