道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

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こうもり(ウィーン・フォルクスオーパー・東京文化会館・上野)

2008年05月25日 | オペラ道楽
昨日,東京文化会館でウィーン・フォルクスオーパーのオペレッタ「こうもり」を見てきました。
「こうもり」といえば,ドイツ語文化圏では年末の時期に必ず上演される演目です。私も,ドイツでは2回ほど見たことがあります。

今回はオペレッタなので,演出を注意深く見ると言うよりも,明るく楽しい音楽と華やかな舞台を楽しむことを中心にしました。

舞台は,本場ウィーンのフォルクスオーパーらしく,正当派の演出で,舞踏会の場面や刑務所の場面もそれらしいセットで演出していました。以前にベルリンのコーミッシェ・オーパーで見た際に,アーチのような足場のみで演出されていたのとは対照的でした。ポルカの演奏に合わせたバレエの場面も良かったです。

歌手は歌の技量も演技もよかったです。オルロフスキー公爵役の歌手コワルスキーは,女性のような声で歌う男性歌手で,驚きましたが,スター歌手らしいオーラを発していました(コワルスキーのCDは記念に買いました。)。アルフレート役のルネ・コロは以前「ニーベルングの指輪」でジークフリートを演じていましたが,今回も刑務所の場面でノートゥングの歌も少し口ずさんでいたような気がします(思い過ごしかも知れませんが。)。

しかし,何といってもオケがすばらしかったのが一番です。オペラもそうですが,オペレッタでは楽しい音楽が何よりも大切で,これが満たされないとすべて台無しになります。

観た後,とても幸せになるひとときでした。
我が家では,毎年,年末年始は,旧東京全日空ホテル(ANAインターコンチネンタルホテル東京)に宿泊し,元旦にはサントリーホールに行き,ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団のコンサートを聴くというのがここのところの定例行事でした(過去形なのはホテルの経営主体と共にサービスが変わったので,来年は辞めようと思っているからです。)。元旦のコンサートでも,こうもりの曲は必須の演目でしたので,今回のオペレッタで2008年ももう終わってしまったような気持ちになりました。
写真は会場の様子です。


余談1:観客の年齢層が今回は異常に高く,杖をついた方が目立っておりました。列の割り込み等マナーに問題のある「暴走老人」もいたのが残念です。
余談2:舞台が終わっても音楽の演奏が続いている間に観客が拍手をしてしまうというのは,いかがなものでしょうか。劇とは違って,音楽もまた主役ということが忘れ去られているように思います。
余談3:今回の主催や特別協賛には名を連ねていないクレディ・スイスの関係者が,公演パンフやオペラグラスを用意し,招待客(ではないかと思いますが。)に渡していたようだったのは何だったのだろうかということも気になりました。
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2 コメント

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はじめまして (romani)
2008-06-08 13:23:40
こんにちは。

TBいただきありがとうございました。
観終わったあと、何か幸せな気分にさせてくれる「こうもり」でしたね。
みんな芸達者な歌手ばかりで、さすがにフォルクスオーパーと感じ入った次第です。

>音楽の演奏が続いている間に観客が拍手をしてしまうというのは,いかがなものでしょうか・・
まったく同感です。とくに弱音部でそれをやられると、本当に腹が立ちますね。
それから、後ろで観ている人のことを考えないで、平気で前かがみになったり体を横に倒す輩もいるし、やはり音楽以前のような気がします。

今後とも、よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。 (フランツ)
2008-06-08 16:43:07
こんにちは。
コメントいただきありがとうございました。こちらこそよろしくお願いします。

秋にはウィーン国立歌劇場のオペラもありますね。
今度はコジ・ファン・トゥッテを見に行くつもりです。

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