Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

忘れられない写真

2012年06月10日 | 社会
ピュリツァー賞の報道写真部門の受賞作写真集が昨年12月に出版されたと聞き、
書店で見てみました。
シンプルな白い表紙の四角い写真集。
しかし中身はずっしりと、あまりに重い。

ピュリツァー賞というと、私にとってなんといっても印象的だったのは
1973年受賞作の「戦争の恐怖」と題された、ベトナム戦争でのワンシーン。
ナパーム弾で燃え盛る村から、9歳の女の子が裸で逃げているところ。
ベトナム人カメラマン、フィン・コン・ウト撮影。
Wikiによるとこの少女はこの時、重度の火傷を背中に負ったものの一命を取りとめ、
今はカナダでベトナム人の夫とともに幸せに暮らしているのだそうです。



日本人も3人受賞していて、中でも強烈だったのは
沢田教一の1966年受賞作「安全への逃避」。
やはりベトナム戦争での写真で、
沢田氏は1970年にカンボジアで取材中に襲撃を受け、死亡。



そして1994年の受賞作「ハゲワシと少女」。
スーダンでの飢えた子どもを見つめるハゲワシという衝撃的な写真。
撮影者ケビン・カーターは、写真撮影後にハゲワシを追い払ったそうですが、
子供を救うことより撮影を優先したと世界中から批判され、
そのせいか受賞の3カ月後に自殺しています。



この3点だけは本を見るまでもなく、はっきりと覚えていたのですが
他にも強烈な写真が満載です。
その写真ごとの詳しい社会背景の説明もついて。
1917年に創設されたというピュリツァー賞、本の前半は白黒写真ですが、
後半はカラーとなり、ルワンダの虐殺や天安門広場の衝突シーン、
9.11の同時多発テロ、世界貿易センターが崩れ落ちるシーンも出てきます。
そして最後は「犠牲者の遺体に囲まれ泣き叫ぶアフガニスタン人の少女の写真」。

この写真集欲しいのですが
4千円ほどもするのです。
あまりにむごい写真が多いし。
どうしようか思案中…

ピュリツァー賞 受賞写真 全記録
http://nationalgeographic.jp/nng/sp/pulitzer/

(参考)ここがスゴイ! ピュリツァー賞受賞写真
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120315/302536/?rt=nocnt
コメント (18)
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「お尻を蹴っちゃうから!」

2012年06月09日 | 社会


ニューヨークで2日、英国のエリザベス女王の即位60年を記念して、
赤い衣装に独特の黒い帽子の女王の衛兵を笑わせたら、ロンドンへの航空券がプレゼント
されるというユニークなイベントが行われたのだそうです。
お祝いムードを盛り上げようと英国の航空会社が開催したイベントで
会場では大勢の人が集まり、衛兵の前に並んでジョークを飛ばしたり体をくねらせたりして
必死に笑わせようとしますが、普段からいかめしい表情で女王の警護についている
衛兵はまったくの無反応。
しかし、小さな女の子が「私にチケットをくれないとお尻を蹴っちゃうから」と
まくしたてると、遂に噴き出してしまったと。
動画を見ても、”I'll kick your ass!!”しか聴き取れないのですが
こんなちっちゃい子にこんなこと言われたら、そりゃあねえ…

デンマーク、スウェーデン、イギリス、チェコなどで衛兵の姿やその交代儀式を見て来ました。
この中でチェコだけはツアーで行ったので、ガイドさんの説明つきだったのですが
それによると、衛兵になるには(国によっても違うでしょうが)、ある程度の身長や容貌や体力が
求められるのだそうです。
そして、何よりも笑わないことが大事なのだと。
そりゃ国を守る衛兵がニタニタしてたら、絵になりませんものねえ。
そして何があっても動いちゃいけないのだと。
これはガイドさんのジョークだったのかもしれませんが
例えば、頬に虫が飛んできても動いちゃいけないのだそうです。
衛兵を務めるのも大変だなあ…と思ったのでした。

英女王衛兵“笑わせたら”プレゼント(動画あり)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120603/t10015566931000.html


チェコの衛兵交代儀式(2011.8.)
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キリンの邸宅

2012年06月07日 | 社会


FBで最初にこの写真を見た時、ジョークで作った面白画像かと思ったのです。
例によって何の説明もなかったし。
が、試しに画像検索してみたら…
出て来ました。



"Giraffe Manor"という名前の、ケニア・ナイロビにあるホテルなのだそうです。
1930年に建てられたこのluxury boutique hotelは、広大な敷地面積でキリンを放し飼いに
しており、キリンが朝食のテーブルやベッドルームの窓越しに現れたりするのですと。
しかも写真を見ると、寝室や食堂もなんと素敵なこと。
Manor Houseというのは「荘園領主の邸宅」を意味しますから
つまり「キリンの邸宅」。



キリンと一緒に朝ご飯なんて!
いいなあ…
いつか泊ってみたいものです。



Giraffe Manor website
http://www.giraffemanor.com/
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藤を探して

2012年06月05日 | 社会
ネット上で、例えば場所不明の美しい風景写真を見かけて
どうしてもそこが何処か知りたくなったら、どうしたらいいのでしょうか?
万年PC初心者の私、いまだに分からないことだらけです。



例えば、見事な藤のこの写真。
FaceBookで初めて見た時から忘れられなくなりました。
これは一体何処?
なんて綺麗な、なんて神秘的な光景なのだろう!
しかしソースの情報が何もない。
FBでは「シェア」といって、気に入った写真や動画を見つけたら
自分のページで紹介することができる。
しかしみんなが次々にそうするから、オリジナルの作成者は分からなくなってしまう。
逆に言えば、そうして情報があっという間に世界中を駆け巡ることになるのですが。

この写真の雰囲気、石を敷き詰めた小道などから
どうも日本ではないらしい。
そう思って「Wisteria(藤), pictures」で検索してみたら、なんと23ページもの画像が。
しかもざっと見たところ、この写真は見当たらない。
次にそれに「garden, path(小道)」などを加えてみたら…
出ました!
そのリンク先をいくつか見てみたところ、
どうもこれはSichtungsgarten Hermannshofという、ドイツ、Weinheimの庭園らしい。

Sichtungsgarten Hermannshof
http://www.sichtungsgarten-hermannshof.de/

これはドイツ語で全然分からないので
英語で簡潔に説明してあるのがこちら。
http://www.gardenvisit.com/garden/sichtungsgarten_hermannshof

しかしここまで行き着くのに、かなりの時間がかかりました。
(といっても30分くらいですが)
もっと効率的な探し方を御存知の方がいらしたら教えて下さい。


6月6日08:40追記
この日記を書いたら
某SNSの友人が画像検索の仕方を教えてくれました。

Google画像検索 http://www.google.co.jp/imghp

この検索窓のカメラのマークをクリックして
検索元画像のURLを入力するか、画像をアップロード。
訊いてみてよかった!
ありがとうございます。

コメント (6)
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テントウ虫型VS茶柱型

2012年06月03日 | 社会
前回の日記で、NYのLサイズの甘味飲料の販売禁止について取り上げましたが
その後、アメリカの肥満率は具体的に今どれくらいなのだろう?と検索してみて
面白い図を見つけました。


世界の国を肥満率の高い順に並べるとこうなる
http://gigazine.net/news/20070518_fat_list/

これは、肥満度が一定の値を越えている人間の割合を、国別に分かりやすく表したもの。
肥満度は身長と体重から割り出すBMI指数で測定しており、
高度肥満と判定されるBMI30以上の人間の割合で比較しているのだそうです。

テントウ虫みたいにまん丸型のアメリカ、31%で断トツ一位。
以下、メキシコ24%、イギリス23%、スロバキア22%と続くのですが…
美食の国とされるフランスもイタリアも9%でほっそり米粒型。
日本は実に3%の茶柱型!

これは2007年の統計を基に作られた図ですが
現在がこれより改善されているとはとても思えません。
ごく最近、今年3月のニュースで
「肥満率世界一はアメリカ 約7割が太り気味の傾向あり」
というものもあります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120323-00000371-oric-ind

私はアメリカには4回ほど旅行で行っただけで
住んだことはないので詳細は分かりませんが
ほんの短期間旅行するだけでも、確かに太った人が街に溢れているのに驚きます。

高カロリー、高脂質のジャンクフードの食べ過ぎということもあるでしょうが
以前、アメリカ人主婦グループに簡単な日本料理を教えた時の経験から言わせて頂けば
そもそも料理に対する根本姿勢が違うような気がする。
青山の高級外人向けアパートメントの、巨大な冷蔵庫や食洗器やフィリッピーナの
メイドが揃った美しいキッチンを舞台にして
いい加減な家庭料理を日々作っている私が呆れるほどの貧弱な料理スキルしか
彼女たちは持っていなかったのでした。
料理にかけようとする手間と時間が、我々とはまるで違うように思ったものです。
時間をかけて出汁を取って作る野菜沢山の味噌汁、
新鮮な魚を丁寧におろして作る刺身、
さっと茹でてシャキシャキした感覚を楽しむおひたし、
栄養のバランスを考えた一汁三菜。
そうしたもので構成される日本料理というのは、ヘルシーフードとして
もっと世界に誇っていいものだと思うのです。

コメント (10)
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Lサイズ禁止!

2012年06月01日 | 社会
朝日の今日の夕刊から。
米ニューヨークのブルームバーグ市長は30日、肥満対策の一環として、
レストランや映画館などでLサイズの甘味飲料の販売を禁止する方針を示したのだそうです。
実現すれば全米で初めてなのだとか。

Lサイズを禁止したって、Mサイズを2本飲めば同じじゃないのとも思いますが
心理的に抑制されるのかしら?
なんだか子供じみた条例で笑ってしまいますが
アメリカに行くと、確かに飲食物のあまりの大きさに驚かされます。
トラックのタイヤのようなピザ、バケツサイズのアイスクリーム、
オイルタンクに入ったような飲料水、そんなものがスーパーに行くと果てしなく並んでいる。


JAPAN McDONALD'S vs USA BURGER KING
http://www.flickr.com/photos/24443965@N08/6071330113/

ここに、日本のマクドナルドとアメリカのバーガーキングの飲み物の大きさを
比較した図があります。
これで見ると、アメリカのSサイズは日本のLサイズに近い。
Mサイズは日本のSサイズの3倍。
Lサイズの1200mlって、1リットルのペットボトルよりも多いじゃないの。
しかもこれがコーラやファンタであれば、物凄い量の砂糖が含まれている…
これでは肥満率が高くても仕方ないし、
Lサイズ禁止!とも言いたくなるでしょう。

NY、Lサイズ甘味飲料の販売禁止
http://www.excite.co.jp/News/odd/E1338451121277.html
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