新聞広告クリエーティブコンテストの今年度の入賞作が発表されました。
今回のテーマは「しあわせ」なのだそうです。
最優秀賞作品「めでたし、めでたし?」。
大きな白いページの下の方に小さく、鬼の子どもの絵。
涙をポロポロと流している。
「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。」
というキャプションがたどたどしい字で。
博報堂の山崎博司氏の作品だそうです。
正義の味方の桃太郎が、犬やキジやサルを引き連れて鬼ヶ島に行って
苦難の末に鬼を成敗した。
めでたしめでたしで話は終わった。
こんな見方なんて、考えたこともなかった。
鬼は極悪非道な悪者だったのかもしれないけれど
この子にとっては、いいお父さんだったのだろうなあ。
だからといって、鬼の罪が軽くなるわけではないけれども
この絵には胸が痛む。
これは極端な例だろうけれども、このようなことは形を変えて、
世界中のあちこちで起きているのでしょうね。
小さな小さな鬼の子どもの涙が、なんとも悲しい。
新聞広告クリエーティブコンテスト
http://www.pressnet.or.jp/adarc/adc/2013.html
すばらしい職場ですね~
身体が持たないとこぼしております。
仕事自体は面白いと言っているのですが…
新聞で残虐な事件を目にする度に
そうした事件の容疑者にも、親や奥さんや子供がいるのだろうなあと思うことがあります。
だからといって加害者の罪が軽くなる訳ではありませんが…
(-_-)ウーン...考えさせられますネェ・・・
たしかにこの子にとっては、たとえ鬼でも優しいお父さんなのでしょうから!
たとえ死刑囚であっても、子供に対しては優しかったでしょうし、子供にとってはとても良い親だったでしょう。
世の中から犯罪が無くなることは望めそうもありませんが、このような悲しい涙は少しでも減らしたい、そんな世の中にしたいですね。
アルカイダと米国の闘いなんて、正にそうですよね。
9.11だけ見たら明らかに米国が被害者だけれども
そこまで行くにはそれだけの、血で塗られた歴史がある。
悲しい涙や、憎しみの連鎖は
どうしたら減らすことができるのでしょうね…?