Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

小さな涙

2013年10月18日 | 社会


新聞広告クリエーティブコンテストの今年度の入賞作が発表されました。
今回のテーマは「しあわせ」なのだそうです。

最優秀賞作品「めでたし、めでたし?」。
大きな白いページの下の方に小さく、鬼の子どもの絵。
涙をポロポロと流している。
「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。」
というキャプションがたどたどしい字で。
博報堂の山崎博司氏の作品だそうです。

正義の味方の桃太郎が、犬やキジやサルを引き連れて鬼ヶ島に行って
苦難の末に鬼を成敗した。
めでたしめでたしで話は終わった。
こんな見方なんて、考えたこともなかった。
鬼は極悪非道な悪者だったのかもしれないけれど
この子にとっては、いいお父さんだったのだろうなあ。
だからといって、鬼の罪が軽くなるわけではないけれども
この絵には胸が痛む。
これは極端な例だろうけれども、このようなことは形を変えて、
世界中のあちこちで起きているのでしょうね。
小さな小さな鬼の子どもの涙が、なんとも悲しい。

新聞広告クリエーティブコンテスト
http://www.pressnet.or.jp/adarc/adc/2013.html
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (matsubara)
2013-10-19 21:26:46
博報堂ってYくんがお勤めの会社ではなかったですか~
すばらしい職場ですね~
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Unknown (tona)
2013-10-20 09:26:14
ニュアンスは違ってしまいますが、例えば、報道される極悪非道の犯人自身はただただ憎いですが、その良心ある親兄弟は凄く悲しんでいるのだろうと考えることがあります。教育でもしつけでも防ぎきれなかった家庭の場合ですが。
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matsubaraさま (zooey)
2013-10-20 18:35:50
毎晩、夜中の帰宅で
身体が持たないとこぼしております。
仕事自体は面白いと言っているのですが…
返信する
tonaさま (zooey)
2013-10-20 18:38:17
そうなんですよね。
新聞で残虐な事件を目にする度に
そうした事件の容疑者にも、親や奥さんや子供がいるのだろうなあと思うことがあります。
だからといって加害者の罪が軽くなる訳ではありませんが…
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Unknown (慕辺未行)
2013-10-20 23:20:01
こんばんは (^o^)/
(-_-)ウーン...考えさせられますネェ・・・
たしかにこの子にとっては、たとえ鬼でも優しいお父さんなのでしょうから!
たとえ死刑囚であっても、子供に対しては優しかったでしょうし、子供にとってはとても良い親だったでしょう。
世の中から犯罪が無くなることは望めそうもありませんが、このような悲しい涙は少しでも減らしたい、そんな世の中にしたいですね。
返信する
慕辺未行さま (zooey)
2013-10-21 10:50:26
鬼は例えば、オサマ・ビン・ラディンであったかもしれない。
アルカイダと米国の闘いなんて、正にそうですよね。
9.11だけ見たら明らかに米国が被害者だけれども
そこまで行くにはそれだけの、血で塗られた歴史がある。
悲しい涙や、憎しみの連鎖は
どうしたら減らすことができるのでしょうね…?
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